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湯河原梅林の魅力と見どころ

湯河原の名所「湯河原梅林」は、湯河原駅からバスで40分程のところにある幕山の裾野にあります。幕山の頂は丸く、標高262mの山が湯河原の象徴として湯河原を見守っています。その裾野は自然の景観や趣をそのまま生かした幕山公園となっています。

ミカン畑の間を縫って、新緑川沿いに登っていくとミカン畑が切れかかったころ、まるで、歌舞伎の舞台にある幕のように見える幕山が私たちの目に飛び込んできます。上流にある一の瀬辺りに来ると、谷底から見上げる幕がそそり立ち、その姿は圧巻です。

柱状節理といって、マグマが冷えて固まる時に、収縮してできる岩の割れ目が大岩壁となって圧倒的な迫力を見せつけます。心地よい静寂の中に、岩壁を伝う清らかな水音が響き渡り、美しい異世界に足を踏み入れたような感じを与えてくれます。

また、神奈川の美林50選に選ばれた楠の純林が広がっています。

そんな風光明媚な幕山のすそ野の一角に魅力あふれる湯河原梅林があります。この湯河原梅林は日本有数の梅林として数えられています。今回はそんな美しい湯河原梅林の魅力と見どころをご紹介したいと思います。

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湯河原梅林の魅力

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湯河原梅林は平成8年から公開され、今年で21年目を迎えました。およそ4,000本もの紅梅や白梅が植えられている様は、まるで「梅の絨毯」に見まごうばかりに山裾を埋めるように咲き乱れています。園内が梅の香りに包まれる様は桃源郷ならぬ「梅」源郷のような幽玄な趣が漂います。

魅力に花を添える数種の梅

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日本といえば桜が日本を代表する花木ですが、万葉の時代には花といえば「梅」だったようです。梅は万葉集では「萩」に次いで118種の歌が詠まれています。梅の原産地は、はっきりとしていませんが、中国が原産地だといわれているバラ科桜属の一種です。

花を観賞するための品種を「花梅」、食用にするための品種を「実梅」といいます。梅は2月から3月ごろに花が咲き、6月ごろに実が黄色く色づき始めます。秋になると葉が落ち、10m程の高さの木に成育します。

秋には葉が落ち、葉が大きくなる前に花をつけることから、花の見ごろには、花だけを楽しむことができるのです。湯河原梅林では、次にご紹介する品種の梅を多く楽しむことができます。

梅の品種を知って、梅を鑑賞しましょう!

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「十郎(じゅろう)」は、小田原地域特産の品種です。小田原の辺りでは2月上旬から中旬ころに花を咲かせます。梅の品種の中では早く花をつけ、花弁が白く可憐なのが特徴です。果実は梅干し用として最適ですから、知らないうち口にされている方もいらっしゃるかもしれませんね。

「思いの儘(おもいのまま)」は、2月上旬から3月中旬に花をつけます。一本の木の中のさらに、一枝の中でさえも淡紅色や紅色、絞や白と多様な色の花を咲かせます。様々な色の花をつけるその様子は、梅の木自身が思いのままに花をつけているように見えることから名付けられたようです。

「白加賀(しろかが)」は、2月下旬から3月中旬に花をつけます。北海道、東北を覗く日本のほとんどの地域で見られるポピュラーな品種です。徳川時代には「加賀白梅」と呼ばれ、親しまれていた品種です。実は梅酒などを作るときに使われる代表的な品種です。

そのほかにも紅梅が咲き乱れ、開花時期を少しずつずらした梅たちが、長い期間私たちの目を楽しませてくれるのです。
Web湯河原 幕山公園(湯河原梅林)

湯河原梅林の見どころ

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湯河原梅林では毎年花の咲く2月の上旬から3月の中旬にかけて、早春の風物詩ともいえる「梅の宴」という梅まつりが開催されます。開催期間は花の開花状況により延長になる年もあります。次回開催は平成29年2月4日土曜日からから3月12日日曜日までの開催が決まっています。

午前9時から午後4時まで、中学生を除く15歳以上の人は、200円の入園料で、見事な異界を訪れることができます。湯河原町内に宿泊されている方は無料で入園できるサービスやキャッシュバックをしてくれるサービスを行っています。とっても嬉しいサービスですね。

(一部施設では、残念ながら取扱していない所もありますので、宿泊予約の際に、確認してくださいね。)

まつり開催期間はたくさんの催し物がまつり期間中行われます。平成28年度は、和楽器演奏や、芸妓さんの舞、狂言など「THE 和」をイメージした催し物が目白押しでした。29年度の催し物は未定ですが、湯河原らしい催し物が見られると思います。

また、園内には飲食店のブースやお土産屋さんのブースが出店しています。出店を覗きながらの散策も楽しいものです。

湯河原町 湯河原梅林(幕山公園) 梅の宴

地元の名産品や美味しいものを食べて、甘酒をGETしよう

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「花より団子」や「花より酒」の方にも朗報です。花も眺めながら頂く出店のお料理の美味しいさは何とも言えませんよね。おでんやカレー、天ぷらそばなど、まだ肌寒い季節にはうれしいホカホカメニューが並びます。

湯河原の新名物である「たんたんたぬきの坦々焼きそば」や数量限定の季節の柑橘類など湯河原ならではの名産品などが売られています。湯河原の新名物「たんたんたぬきの坦々焼きそば」は、湯川路の湯を狸が見つけたという逸話にあやかって、ちょと長めの商品名を付けています。

ピリッとした辛さが癖になる坦々焼きそばは、2種類の系統があります。一方は、地元で採れたレモンや清美オレンジなどの柑橘類を添えたり、隠し味として使用している「湯河原柑橘系」の坦々焼きそばがあります。

もう一方は、温泉でにぎわう湯河原をイメージし、温泉卵やアレンジして、目玉焼き、煮卵、ゆで卵が乗っている「温泉卵系」があります。町内のお店では、辛さが選べるので、自分だけの「たんたんたぬきの坦々焼きそばを見つけてください。

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祭り会場の出店では珍しいイベントがあります。出店で商品を購入すると、ポイント券をもらうことができます。そのポイント券を集めると「幕山茶屋」で甘酒と交換することができます。甘酒を飲みながら、梅を愛でるのも、風流ですよね。

また、梅林ならではの梅のソフトクリームも販売されています。目で見て、舌でも味わって梅尽くしを堪能していってほしいと思います。祭りを楽しんで帰る頃には、カスミを食べる仙人のように、梅仙人と梅天女になっているかもしれませんよ。

クライマックスともいえる見どころNo.1

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2月下旬ころから3月上旬の最も花の見ごろとなる時期には、ライトアップの演出がされます。遠くから真っ暗闇に浮かび上がる光に照らされた梅の花々は、何とも言えず幻想的な雰囲気です。狐火かと見まがうほどの美しさに畏敬の念を覚える方もいらっしゃるかもしれません。

日中に見るのと違い、ライトアップされてさらに際立つ美しさは圧巻です。闇とライトアップされた梅の美しさが二分され、異界から切り離された空間は神々しさすら感じさせてくれます。

ライトアップされる時間帯は、入園料も駐車料金も無料になっています。お出かけの際には温かい上着を準備していかれた方が良いようです。

まとめ

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このように日本有数規模の梅林をぜひ見に来ていただきたいと思います。園内はハイキングコースにもなっています。安全に梅の花を見上げながら、美味しい食べ物を食べながら散策するために、運動靴や登山靴などがおすすめです。

足元をばっちりに決め、心置きなく紅や淡紅城に咲き乱れた梅たちを愛でるために「梅」源郷の湯河原梅林まで、足を運んでいただきたいと思います。梅の残り香と共に梅の精がご自宅にお邪魔するかもしれません。

そんな梅を眺めて得られる幸福感からこんなセリフが口をついて出てきそうです。「こいつぁ春から縁起がいいわい」と、梅の時期は新春を過ぎてはいますが、歌舞伎の名セリフを口にし、幕山を後にしてみてはいかがですか…?


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