
イギリス人は冷たい印象を持っている人が多いと思われる国ですが、本当はフレンドリーに接してくれる心あたたかい人達です。しかし気を付けなければならないのがイギリスは、「イングランド」「ウェールズ」「北アイルランド」「スコットランド」の民族に分かれている国だということです。
それぞれの民族にはそれぞれのプライドがあるため、イギリスでひとくくりしてしまうと怒られてしまうそうです。そしてイギリスは貴族文化が発展してきたところなので、イギリス紳士の概念が根強く残っているため、イギリス人でないからとマナー違反するのを嫌がります。
どの様なことに気を付ければ、イギリス人に受け入れられるのでしょうか?色々と知ったうえでイギリスを訪れたほうが、より楽しむことができます。
本記事ではイギリス人の一般的に言われる性格の特徴と仲良くなるコツについてご紹介していきます。
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1.イギリス人の性格は?

イギリス人は、もともと人に笑われることに抵抗がないそうで周りから、おとしめられても最終的に笑いへとつながるなら、良いと言う考えを持っているそうです。
「人としての器が大きい英国紳士」と言われているところは、ここから来ているとされています。会話をしている時でも、言葉にしない部分でもコニュニケーションを取っていて、空気を読んでくれる相手に良い反応を示してくれるのが感じ取れるそうです。
過度なスキンシップを苦手とするイギリス人は、相手との距離を保って接するためスキンシップに慣れている国の人達にとって、「自分は嫌われているのではないか?」と思ってしまうそうですが実際は違います。
1.アメリカに対してのライバル心が強い
イギリス人はアメリカ人に対して、ライバル心が強いと感じる部分があるそうです。英語を話すからアメリカ人と間違われたり、他国の人からアメリカ人ですか?と言われると不機嫌になってしまうのがイギリス人です。
しかしイギリス人は敵対心と言うよりも、自国の歴史に誇りをもっていて、愛国心が非常に強い表れと言われています。イギリス人お65~75%はアメリカが好きだというリサーチもある通り、自国を愛するがゆえに、貶められることに抵抗があるということでしょう。
イギリス人全員が同じように思っているわけではないのですが、冗談として受け止めてもらえないことがあるので、アメリカの話題は注意が必要のようで、どんなに仲良くなってもアメリカンカルチャーの良さを話題にすると、不機嫌になるので気を付けなければならないようです。
2.プライドが高い

イギリス人のプライドの強さを、知るところはいくつかあります。まずイギリス英語に関してはとてつもなく強いプライドを持っていると言うことです。同じ英語を使うアメリカ人にも負けてないそうです。
また名門校出身者や年齢が高くなるごとに、プライドが高くなってくる傾向があるそうです。このプライドはイギリス人の誇りだとも言われています。昔のイギリスは大英帝国として世界に君臨していた歴史があるため、今なおイギリスは世界で一番と言う気持ちが残っていることから、プライドとして他国の人達から思われる原因のようです。
3.個性的な人達
イギリス人の他国と人達と異なっているところを、いくつかご紹介します。
イギリス人の笑いのセンスは、皮肉を込めた知的な笑いをする
紳士なお国柄だからなのでしょうか?イギリス人は大笑いする人はあまり、見うけられないのだそうです。
相手に求めるこや主義主張をはっきり言ってくれる
。
意見を持たない人は、面白くないと思われるそうです。
イギリス人の女性は個性的で、意志がかなり強く性格的に強い
そのため、男性は女性の自己主張の強さにたじたじになり、尻に引かれる人が多いそうです。
人の真似をすることを嫌う傾向がある
英語の「me too! 私も!」などの言葉も嫌がり、イギリス人はあまり使わないようです。日本人にとっては「真似して学べ」と言う文化がありますが、イギリス人からしたら受け入れがたいのです。
ナンパが日常
気にいった人がいると、道を歩いている時・買い物中・公園で読書している時など、どこでもすぐに声をかけてきます。このような性格なので、日本に来ているイギリス人は習慣で声をかける人が多くいるそうです。
言葉をはっきり言わず遠まわしにする表現をよく使う
遠回しな表現で文句を言う人も多いそうですが、相手は文句を言った人には言い返さず舌うちで済ませてしまうそうです。色々な個性を持っているイギリス人ですが、他の国も同じようにそれぞれ国によって個性は様々です。
4.打ち解ければフレンドリー

イギリス人は打ち解けるまでは、時間がかかるので少し忍耐が必要です。ですのでフレンドリーとは少し言い難いところがありますが、イギリス人から価値を認めやれ仲良くなると、親身になって接してくれる暖かみのある人達が多い国です。
ですので友達になると必ず、深い友情が築けるのがイギリス人なんです。フレンドリーになるためには、アメリカ人と同じで見ないこととアメリカ英語を使わないことです。そうすればイギリスで一生の、友達作ることもできるそうです。
5.性格が明るく紳士的で魅力的

どんな時でも女性をいたわってくれるのが、イギリス人男性だと言われています。日本人の女性から見ると、そんなイギリス人の男性に憧れを持つ方が多いそうです。どんなところが紳士的なのでしょうか?
まずイギリスでよく見られる風景は、ほとんどの人が次に来る人に気を配りドアを押さえてくれたり、荷物を持っている大変な人を助けてあげたり当たり前のように行動している姿です。
そしてパーティーなどでは椅子を引いて座らせてくれるのは当たり前で、飲み物が足りてるかなど声をかけてくれるなど、常に周りの人達に気を使ってくれます。パートナーには常に、最優先で考えてくれたり奥さんの為に週末は料理を必ず作ってくれるなど、相手のことを思いやってくれ女性はいつもお姫様気分を味わうことができるそうです。
イギリス人は男性に限らず女性でも、自分のことより何よりも相手のことを思いやる心を持った紳士な国と言えます。
6.礼儀に厳しい

イギリスでは、お年寄りや女性に対して譲り合いは当たり前の国です。その他にも多くあるイギリスのマナーとはどんなものがあるのか、いくつかご紹介します。
- 公共の場で大声で話してはいけません。
- 小さいころからイギリス人は知らない人をジロジロ見ないように、厳しく教育されているそうなので、その様な行為をしないように気をつけましょう。
- 唾を吐くのはダメです。
- イギリス人全員ではないのですが、鼻をすする音を嫌がる人がいるので、出来るだけ鼻をかむようにしたほうがいいそうです。
- ドアを開けた時は後ろから来る人がいないか確認して、もしいる場合にはドアを開けたまま後方から来る人が扉に手をかけるまで待つようにし、またレディファーストなので女性優先になります。
- 横入りや行列を待たずに先に入る人をイギリス人は嫌い、列にしっかり並ぶ習慣があるため、この様な行動をする人は嫌われるそうです。
- 日本では普通にしてしまうことですが、可愛いからといって知らない子供の頭をなでたり、許可なく見知らぬ人の写真を撮るのは非礼とされています。
- 意外と日本人が苦手とされていることですが、お店に入る時やバスなど公共の乗り物などでは、軽く挨拶をすることを心がけましょう。
- 人とぶつかった時は「sorry ごめんなさい」と無視せず必ず声をかけることも必要です。
- イギリスでは、目が合っただけでも笑顔を見せて会釈します。
これ以外にもたくさんのマナーがあるイギリスですが、小さいころから厳しく育ってきているので、このマナーに合わせることでイギリス人は心を開いてくれます。
7.日本人と似ている
日本とイギリスは同じ島国のせいか、似ているところがいくつもあると言われています。
- 特にイギリス人の男性は、理屈っぽく自分の意思をまげない頑固な所があります。
- 消極的で、例えば近所の人と話すのを拒むために隠れたり、携帯電話で話しているふりをします。
- 自分の主張は、オブラートに包み柔らかく遠まわしに伝える表現をし、話している時も相手の表情や仕草を非常に気にします。
- プライバシーを大切にするため、初めての人には少し距離をおいてコミュニケーションします。
- 初めての人に急に話しかけることは恥ずかしい行動とされるので、何かの理由をきっかけにして、初対面の人と会話をします。
日本人にも同じような所があるように思われます。イギリスに行ったことのある日本人は、どこか自分たちに似ていると感じるので親近感がわくそうです。
2.イギリス人と仲良くなるには?

イギリス人と仲良くする秘訣は、基本的には「挨拶」が一番なのだそうです。挨拶をしない人にはイギリス人も、無愛想な態度になります。なのでイギリスのどこに行っても、しっかりと挨拶をすることでちゃんと答えてくれるそうなので、笑顔で挨拶が大事なのです。
また相手との微妙な距離を保って接するところが、日本人の性格に似ているのでお互いに相手のことが分かるため、仲良くなりやすいとも言われています。
そしてイギリス人との会話ですが、魔法や魔女好き・幽霊好きなので日本人にとっては少し驚きますが、これらに関することで話してみると盛り上がるそうなので、話ずらいイギリス人と楽しく会話する方法の一つとされています。
癖があると言われているイギリス人ですが、本質はフレンドリーで楽しい人達が多いので、イギリス人とはどの様な人達なのか理解したうえで接することが大切です。そうすれば、たくさんのイギリス人の友達を作ることができます。
1.ブラックジョークにはブラックジョークで切り返すテクニックを!!
笑えるが後味が悪く、背筋が凍るようなジョークをブラックジョークと呼びますが、このジョークで笑いをとるのがイギリス人の特徴と言われています。
紳士的なイギリス人ですが、だんだん仲良くなり親しくなると子供っぽさを出し、ブラックジョークを平気で言ってくるそうです。
これに慣れていな日本人は、悪い冗談を真面目に受け止めてしまうため怒ってしまう人もいるそうですが、逆にイギリス人にとっては簡単にブラックジョークに引っかかってしまうのが可愛く見え、楽しんで何度も冗談を繰り返してしまうそうです。
建前と本音が紙一重と言われているブラックジョークを真面目に受け取る前に、自分からもブラックジョークで切り返すことを楽しむのもイギリス人との距離の縮め方の一つになると言われています。イメージしていたイギリス人と、少し違うところを見られるのも仲良くなった証拠の証なんです。
2.親しき仲にも礼儀あり
ようやくイギリス人と仲良くなって、相手との距離を近づけようと思うのは間違いです。日本人にも似たところがあると思いますが、適度な距離感を保つことがイギリス人との関係をうまくやっていく秘訣なのです。
仲が良くなったからと言っても、その場に合わせた服装をしないのも紳士な国のイギリス人にとっては許されないことで、ちょっとした気遣う行動が必要です。マナーの境界線が非常に厳しいため、イギリスに来たなら自分たちのルールに従うのが当たり前と思っているので、マナーに反している人達は歓迎されないと言うことです。
そして仲良くなった人から、パーティーに呼ばれることがあるかもしれませんが、必ず飲み物を持参するのが暗黙のルールです。どんなに親しくしている人でも、招待状に「自分の飲み物は持参してくださ」と書かれていなくても、持っていくのが礼儀なのです。
プライベートをお互い大事にするところが、日本人とも似ている為イギリス人には馴染みやすいと言われています。
3.アメリカ人と同じに見られるのを嫌がります
イギリス人は、陽気なアメリカ人のノリを求められるのを嫌がります。
- 「ハ~イ」とハイタッチしてきたり、会話している時に何度もスキンシップで肩を叩いてきたり、慣れ慣れしいのを嫌います。
- ジェスチャーが大げさで声を大きくする、テンション高さにもついて行かれないそうです。
- まだそんなに仲が良くないのに、ファーストネームで呼ぶ人も苦手なようです。
イギリス人にアメリカ人のフレンドリーと同じに対応してしまうと、疲れて面倒な人だと思われるので、気を付けなければいけないことです。
4.アメリカ英語を出さない

英語はイギリスが発祥の地です。同じ英語なのにアメリカ人は、短縮してしまったりするアバウトさが嫌で、同じように英語をなぜ話せないのだろうと思っているそうです。
単語もイギリスとアメリカとで、言い方が違うのもいくつもあります。その様なところから、イギリスでアメリカ英語で話してしまうと聞きとってもらえないことがあります。英語にプライドを持っていることもあり、イギリスではイギリス英語を使うことがマナーと思ったほうがいいです。
5.仲良くなればフレンドリー
イギリス人は控えめな会話を求めるので、ストレートに言うことよりもジョークにからませたり、わざと逆のことを言い本心と違うところがあります。ですので、まともに言っていることを受け止めないで言葉の真相をさぐって会話をすることが、仲良くなるのに大切なことです。
リアクションが大きいのも苦手なイギリス人ですので、食事中などで大げさに美味しいを表現してしまうのも気を付けてください。
そして、年配の方達に気にいられることも大事です。インテリで陽気な人が多く知識が豊富なので、色々なことを喜んで教えてもらうことが出来るそうなので、若い人達とだけではなく年齢の差を広げてお友達を作るのも楽しみのひとつです。
イギリス人のマナーに合わせることで、とてもフレンドリーに接してくれます。
まとめ
最後にやってはならないことがあります。それは、日本人は写真の時のピースサインですが相手に手の甲を向ける裏返しのピースサインは、アメリカの中指を立てる意味と同じなので絶対にやってはいけない行動です。
日本と同じようにやってしまったら、イギリス人は引いてしまい仲良くなるきっかけを失くしてしまうでしょう。紳士な国イギリスでのマナーはたくさんあり日本ですと、ついついやってしまうことは冗談にならないこともあります。
たくさんの友達を作るためには、気を引き締めてその国に溶け込むことも必要なことだと思います。
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