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イギリスの気温・気候の特徴と季節ごとの旅行時の服装

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イギリスといえば、日本より高緯度にある国なので寒いというイメージがあるかもしれませんが、日本と同じく温帯に属しています。雨の日が多いですが、暑すぎず寒すぎずの気候が特徴の国です。

本記事ではイギリスの気温・気候の特徴と季節ごとのおすすめの服装について紹介します。イギリス旅行に行かれる方で、イギリスの気温がどのようになっているのか気になるという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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1.イギリスの気温・気候の特徴と服装

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イギリスは南北に長い国ですが国家間(地域間)での気温差はあまりありません。しかし一日の間で気温の変化が大きいので、季節に関わらず脱ぎ着のしやすい重ね着が基本となります。

マフラーや手袋・帽子などの小物もちょっとした体温調整に活躍します。また、季節を問わずカイロを鞄に忍ばせておくと急に寒くなった時に役立ちます。

1.イギリスの平均気温

イギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」といい、「イングランド」「ウェールズ」「スコットランド」「北アイルランド」の4つの国で構成されています。それぞれの地域の平均気温について見ていきましょう。

イングランド(イギリス南部・中部)
ロンドン    平均気温11℃  最高気温(7月)22.3℃   最低気温(1月)2.4℃
バーミンガム  平均気温9℃   最高気温(7月)20.6℃    最低気温(2月)0.1℃
リバプール   平均気温10.8℃ 最高気温(7月)22℃    最低気温(1・2月)2℃
マンチェスター 平均気温9.5℃  最高気温(7月)19.6℃   最低気温(2月)1.2℃
ヨーク     平均気温10.3℃ 最高気温(7・8月)19℃   最低気温(12~3月)3℃
リーズ     平均気温8.8℃  最高気温(7・8月)19.9℃  最低気温(2月)0.2℃

ウェールズ(イギリス南西部)
カーディフ 平均気温10.2℃ 最高気温(7月)21.1℃ 最低気温(2月)1.8℃

スコットランド(イギリス北部)
エジンバラ 平均気温8.5℃ 最高気温(7月)18.8℃ 最低気温(2月)0℃
グラスゴー 平均気温8.3℃ 最高気温(7・8月)18℃ 最低気温(12~2月)1℃

北アイルランド
ベルファスト 平均気温8.6℃ 最高気温(7月)17.9℃ 最低気温(2月)1.3℃

注:平均気温は年間平均、最高気温・最低気温は該当月一か月間の最高気温・最低気温の平均です。

こちらはあくまでイギリスの各地域の平均気温となりますので、1日の中での気温の変動が大きいことを踏まえて、服装などの準備をすることが大切です。ここまでで、イギリスの気温の特徴についてご紹介してきましたが、次にイギリスの気候の特徴について見ていきましょう。イギリスの気候の特徴や、その理由について理解することで、なぜイギリスの気温はこのような変化をするのかについて、理解を深めることができます。

2.イギリスの気候の特徴

イギリスは温帯の西岸海洋性気候に属しています。暖流の北大西洋海流と偏西風の影響で、高緯度(北海道より緯度が高い)のわりに温暖な気候が特徴です。

イギリスの特徴として、夏は涼しく冬はそれほど寒くなく、年間の気温差が小さく安定しています。真夏でも30℃を越えることはあまりなく、また蒸し暑くないため過ごしやすい気候です。冬は0℃以下まで下がることも多いですが、雪が降ってもあまり積もりません。年間雨量は東京より少ないのですが、年間を通じて雨量に偏りなくよく降ります。

イギリスの四季

同じ温帯に属する日本同様にイギリスにも四季がありますが、日本ほどメリハリはありません。しかし「一日の中にも四季がある」と言われており、晴れて暖かくても急に雨が降って気温が下がるということがよくあります。年間を通じて、雨具や羽織るものなどを用意して、天気や気温の変化に対応できるようにしておく必要があります。

イギリスのにわか雨

イギリスでよく降るにわか雨は「シャワー」と呼ばれていて、小雨から本降りまでどれくらい降るかは運次第といったところです。大体10分程度で止みますので前もって防水や撥水のフード付き上着を着たり、折り畳み傘の準備をしたりしておくのがベストです。雨が降り出したら雨宿りを兼ねて近くのカフェでお茶をしたり、お店に入ってみたりするのもおすすめです。

イギリスは冬でも日焼けする?

冬の日差しでも日焼けすることがあるようですので、日焼けを気にする人は年間を通じて日焼け止めは必須です。また空気はそれほど乾燥していないのですが、水質の関係で肌や髪が乾燥してしまうことがあります。普段あまり肌などの乾燥を気にしない人も保湿用品を用意しておいた方が安心です。

イギリス4国(地域)の気候の特徴

イングランドは海に囲まれているため、比較的穏やかです。冬の気温は東京に似ていますが、雪が降ると交通が乱れることがあるので、公共交通機関を使って移動する場合は注意が必要です。また、ロンドンなどでは冬に霧が出ることが多く、そしてその日は特に冷え込むのでよりしっかりとした防寒対策が必要となります。

ウェールズはイングランドより気候がよいようですが、こちらも雪が降ると交通が乱れるようです。スコットランドは緯度が高い割に温暖な気候ですが、夏は肌寒い時もあるので寒さ対策が必要です。

北アイルランドもスコットランド同様に温暖です。夏は朝晩の寒暖の差が激しいですので、長袖の羽織りものが必要になります。冬の気温は東京より少し寒い程度ですが、他の国より早く寒くなり始め、そして真冬の時期は道路凍結がありますので注意して下さい。雨は降っても短時間で止むことが多いようです。

3.春 Springにイギリス旅行に行くときの服装

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春(3~5月)の服装は日本でいうと真冬から桜の頃といった感じです。3月はコートやブーツなど真冬の装いが必要です。傘が役に立たないほど強い雨もよく降るので防水タイプの服装がおすすめです。

5月になると暖かくなってきて、晴れた日なら上着を脱いで長袖シャツで大丈夫なくらいの気温になってきます。しかし油断大敵、イギリス特有の天気急変後は上着が必要なくらい寒くなることがあります。この頃になるとコートは必要なさそうですが、トレンチコートやジャケット・カーディガンなど脱ぎ着しやすいものを用意しておくようにしましょう。

4.夏 Summerにイギリス旅行に行くときの服装

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夏(6~8月)は観光のベストシーズンで、湿度が低いので気温が高くても過ごしやすく半袖シャツに短パンで丁度よい気候になります。しかし天気の悪い日や日陰では長袖シャツの方がよいでしょう。夏とはいえ日によっては、上に羽織る物が必要になることもあるので用意しておいたほうがよいでしょう。

この時期、サングラスと帽子は紫外線対策として必需品です。日本では日傘にアームウォーマーで紫外線対策をしている方も多いですが、イギリスではやっている人がいないので目立ちます。長袖シャツにつばの大きい帽子で紫外線対策をするのがよいのではないかと思います。

夏と言えばサンダルという方もいらっしゃると思いますが、石畳の道が多く、足元が冷えやすいので歩きやすい靴にしたほうが無難です。5月末からサマータイムが始まって日暮れが遅くなり、暗くなる22時頃からは肌寒くなってくるので羽織るものを用意しておきましょう。

5.秋 Autumnにイギリス旅行に行くときの服装

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秋(9~11月)は日本の秋と同様に寒暖の差が激しい時期です。9月はまだ暖かいですが、雨が降ったりすると冷え込む日が出てきます。暖かい日は長袖にジャケット、寒い日は防寒着という服装になります。10月の終わりになると日本の冬の服装でちょうどよくなり、コートにブーツ、それにニット帽やベレー帽をプラスするとより暖かくなります。

スコットランド・北アイルランドでは秋が短く、他の所より早く冬らしい気温になりますので準備する服装に注意して下さい。

6.冬 Winterにイギリス旅行に行くときの服装

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冬(12~2月)はしっかりとした寒さ対策が必要です。ヒートテックの上下は必須アイテムで、その上に軽くて暖かいフリースやダウンジャケットを着て寒さを凌ぎます。風雨の強い時は傘が役に立たないので防水のフード付きジャケットやコートに膝まであるロングブーツ、それにマフラーとニット帽・手袋があるとより万全です。

冬の定番アイテム、カイロも用意したいアイテムです。イギリスには売っていませんので日本から持って行くようにしましょう。

雪はよく降りますが積もる事はあまりありません。曇りや雨・雪の日が多く、日没も15~16時と早いため日照時間が短くなります。そのため冬の晴れ間はとても貴重で、イギリスの人は寒くても公園やカフェに出かけて太陽の光を楽しんでいます。

スコットランド・北アイルランドに行かれる場合はよりしっかりとした防寒対策が必要です。

2.イギリス旅行に必要な持ち物は?

1.コートなどのアウター

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真夏以外は薄手のスプリングコートやウィンドブレーカー、ジャケットなどを持っていきましょう。気候の変化しやすいイギリスでは必需品です。真冬はカシミヤ・ダウンなど保温性の高いロングコートが必要です。これは雪が降ることがある4月上旬まで持っていたほうがよさそうです。

ロンドンなどの街歩きの時はジャケットがおすすめです。ちょっとおしゃれなカフェなどウィンドブレーカーではカジュアル過ぎて入りづらいお店でも、ジャケットなら気後れせずに入れます。郊外散策や遺跡観光の時はウィンドブレーカーで大丈夫です。

2.体温調節しやすい大判ストール

女性なら大判ストールが大変便利で、素材を選べば年中活躍します。急に気温が下がった時だけでなく、観劇やレストランなど室内での体温調整にも役立ちます。

またストールは防寒としてだけでなく上品な素材や柄の物を用意しておけば、多少カジュアルな服装でも羽織るだけでおしゃれなお店でのディナなど少し改まった場所にも対応できます。ぜひ鞄に入れておきたいアイテムの一つです。

3.手袋

手袋というと日本では冬のアイテムですが、朝晩や雨上がりに冷え込むイギリスでは春でも必須アイテムです。早春なら冬並みに厚手のもの、晩春は薄手のものを用意しておきましょう。あと、マフラーもあるとよいですね。

4.ドレスコード可の服装

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高級レストランや劇場・コンサートホールなどには「ジャケット着用」「スニーカー不可」などといったいわゆる「ドレスコード」のあるお店や施設があります。そのような場所では、Tシャツ・ジーパン・スニーカーはNGで入店させてもらえません。

ドレスコードのあるお店には、男性はジャケット・ネクタイ・スラックス、女性はワンピースやドレスが基本になります。もちろん服装に合わせた靴(革靴・パンプス等)やバッグも必要です。このような場所に行く可能性がある場合はきちんと用意しておきましょう。女性の服装ですが、コットン素材の物はNGで裾はひざ丈くらいがよいようです。

ドレスコードのある店には行かなくても、おしゃれなお店だとジーパンにTシャツでは浮いてしまうことがあります。着る予定がなくても男性はポロシャツにスラックス、女性はワンピースを用意しておいた方が安心です。

またドレスコードではありませんが、教会は肌の露出が多いと入れてもらえませんので、暑くてもズボンやスカートの丈をひざ丈にしておくと、急に教会を訪れることになっても上に一枚羽織るだけで大丈夫です。

5.羽織りもの

気温の変動が激しいイギリスを旅行する時には季節を問わず簡単に体温調整ができる羽織りものが大活躍します。カーディガンやジャケット・ウィンドブレーカーなど一枚は必ず持ち歩くようにしたほうがよいでしょう。できれば撥水や防水機能がついたタイプにしておくと、突然の雨の時に慌てなくてすみます。

寒い時期など上着が必須の時期は別ですが、羽織るものが必要かどうか悩むような時には脱いだ服をどうしようか考えてしまいます。

イギリスの人は羽織るものを腰に巻いたり、肩に掛けたりして対応しているようですので、それに倣えばよいでしょう。身体に巻いたりすることに抵抗がある場合は、小さく畳んでコンパクトにしまえるタイプの服を用意しておくと、荷物が多くなることをあまり気にしなくてすみます。

6.滑り止めのある靴

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イギリスは雨の日が多いので、水はけをよくするために石畳やブロックを敷き詰めた道路が多くあります。もともとデコボコしている上に隙間や陥没などもあって細いヒールだと歩きづらくて疲れやすく、またヒール部分が道路の隙間に入ると擦れてボロボロになりますので、あまりお勧めできません。スニーカー等歩きやすい靴がよいでしょう。

冬に道路が凍結しやすい北アイルランドに行く時は、ラバーソールやデコボコの付いたものなど滑り止め機能のある靴を用意して下さい。

7.本毛皮は避ける

冬の日本では普通に着られている本毛皮ですが、イギリスは動物愛護の風潮が強いので本毛皮を着ていると冷たい視線を浴びたり、悪くすると攻撃的な抗議を受けたりする可能性があります。無用なトラブルを避けるため着用しない方がよいでしょう。ただし、フェイク・ファーはファッションアイテムとして認知されているので大丈夫なようです。

まとめ

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どこへ旅行に行く時でも重要なことですが、行く前に必ず現地の天気予報をチェックしておきましょう。イギリスの場合は「雨は降らない」と予報されていても外れて降るのでアテにならないかもしれませんが、天気や気温の傾向が分かっていると必要かもしれない持ち物が予測できるので、現地で慌てなくて済むのではないかと思います。

「一日の中にも四季がある」とはよく言ったもので、イギリスの気温は本当に「きまぐれ」です。夏でもセーターが欲しいくらい寒かったりするので、季節に関わらず防寒対策が必要となります。しかしこの「きまぐれ」も旅の醍醐味、ちょっと面倒ですがきちんと準備してイギリスを満喫してもらえたらと思います。


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