小豆島(しょうどしま)は、岡山県と香川県のちょうど真ん中に位置し、瀬戸内海・播磨灘に浮かぶ面積153.3 km²、周囲126km、人口3万人弱の美しい景観に彩られた島です。
季候が温暖で雨が少ないので観光地としても名高く多くの観光客が訪れています。2015年には920万以上の人達が訪れ前年比1.6%増となりました。
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小豆島へのアクセス

小豆島へのアクセスは定期航路のあるフェリーと旅客船が三宮神戸新港、姫路港、日生港、新岡山港、宇野港、高松港からそれぞれ就航しており、四国からの一部では高速艇もでていてアクセスがとても便利です。
飛行機でのアクセス
東京方面からは一旦飛行機で神戸空港か高松空港までそれぞれ1時間15分、1時間20分の空の旅です。神戸空港から在来線で15分の神戸ポートターミナルへ、そこから徒歩20分程歩けば神戸新港第3突堤(とって)に到着です。そこから小豆島坂出港へ向けてさあ出発です。
船でのアクセス
小豆島は本州・四国からの直接連絡橋はな、く従って船でのアクセスがメインとなります。神戸新港第3突堤から小豆島の坂出港までフェリーで3時間、姫路港から島内福田港までは100分、新岡山港から土庄港までは70分です。
四国からは高松港、高松東港からフェリーで約1時間程の距離、特に高松港からは小豆島の各港へ高速艇も就航しており約40分程で到着します。
ゆったり過ごせるホテル

大小1000あまりの島が織りなす風光明媚な瀬戸内海で、淡路島に次いで2番目に大きい小豆島には多くのホテル・宿が点在しています。本稿では島の魅力と共に宿泊施設の充実した小豆島の特徴あるホテル・旅館を紹介していきます。
島宿真里
広い屋敷風の趣ある佇(たたず)まいは醤油蔵が立ち並ぶ観光名所のひとつ「醤の郷(ひしおのさと)」に位置し、島の歴史をも感じさせてくれる落ち着いた雰囲気の島宿です。
7つの個室は順番に読むと「お・ひし・で・も・て・な・す」を文字っており、気の利いたお洒落を演出しています。「ひし」とは“醤”、つまり醤油のこと、醤油蔵やつくだ煮やが点在するこの地域でお客を持て成す心の様を現しているのでしょう。
文化財であるお食事処(母屋)の造形美と美肌効果抜群の自家温泉など建物そのものを楽しみ通(つう)の方に是非、体験していただきたいお宿です。
小豆島国際ホテル
宿泊サイト「じゃらんnet」にて直筋の「人気の宿ランキング」で1位を獲得しました。売れ筋の宿泊施設として紹介致されているので宿をお探しの人なら是非、参考にしてみてはいかがでしょう。
全室オーシャンビューで美しい瀬戸内海を堪能できる最高のロケーションです。しかも島内随一の観光スポットである「エンジェルロード」が間近にあるため観光には持ってこいのホテルです。
一日に二度、潮が引いた時にしか現われることのない砂浜の道が大小4つの島々を繋ぎます。
時間の経過と共に徐々に道が現れては消えていく、この不思議な光景からいつしか「エンジェルロード」【天使の散歩道】と名付けられました。カップルがこの場所で手をつなぐと幸せになれるという噂も広がり「天使の舞い降りる場所」観光名所となっています。
そんな観光名所を眼下に見下ろすホテルのもう一つの特徴は波打ち際か!?と思えるような天然温泉の露天風呂です。美しい風景が時間と共に変化し瀬戸内海の最高の眺めを堪能しながらの入浴はまさに「至福の時間」と言えるでしょう。
ベイリゾートホテル小豆島
島の南に位置し非常に広々とした客室(標準客室40㎡)と最上階(12階)の天然温泉を満喫できるリゾートホテルです。特に大浴場は天井と前面がガラス張りになっていて瀬戸内の美しさと天然温泉の気持ち良さを心ゆくまで堪能できるでしょう。観光施設にも近いので島内観光の拠点としても利用価値大です。
リゾートホテル オリビアン小豆島
小豆島の北西、高台に建つ敷地面積16万m²を超えるリゾートホテルです。目指すイメージは瀬戸内から発信する「心と身体の健康」がテーマとする宿泊滞在型のエンターテーメント施設です。
小豆島最大の敷地を誇るだけあってその施設の充実振りは見事です。人工芝2面、ハードコート15面計、17面んにも及ぶテニスコートや遊びなら“大満足”のミニゴルフ場、その他屋外プール、多目的グランドにドックランと様々な“遊び”やスポーツが楽しめます。
子供に人気のストライダーや大人も熱くなるRC(ラジコン)サーキット等家族みんなで楽しめるところがこのホテルの強みかもしれません。
AQUA
長期・短期滞在型リゾートマンション、またはコンドミニアムといった新しいタイプのホテルとして非常に高評価を受けているのがこのAQUAです。宿のコンセプトでもある「必要以上に干渉しない」という姿勢も非常に明確であり支持される理由でもありましょう。
意外!?といっては失礼ですが、「じゃらんnet」のクチコミランキングお部屋部門11ヶ月連続一位を獲得しています。
小豆島シーサイドホテル松風
「じゃらんnet」による直筋のクチコミ宿ランキングで見事1位を獲得した人気の高いお宿です。特にクチコミ夕食部門で4.9点(5点満点)を獲得した宿自慢の夕食は、瀬戸内の新鮮な魚介類と地元食材との相性がバッチリで舌も心も奪われる程の旨さと豪華さです。
海が目と鼻の先で夏は目の前に広がる鹿島海水浴場で瀬戸内の海を存分に楽しめます。疲れた身体は宿自慢の天然温泉で癒しましょう!「ナトリウム-カルシウム塩化物泉」という泉質で冷え性、疲労回復、慢性消化病などに効果が見込まれています。美肌が気になる女性にも保湿効果抜群で、湯冷めしにくいため身体の芯から温まれます。
チェレステ小豆島
土庄港から車で5分の場所にありエンジェルロードを真横から眺めることもできる素敵なセンス溢れるホテルです。ホテル名の「チェレステ」とはイタリア語で『青い空』という意味です。まさに瀬戸内の澄み切った青い空と食材の宝庫である瀬戸内海が融合する宿泊スポットになっています。
部屋数は6部屋と少ないのですが、その分温かく目の行き届くサービスが自慢で、すべて地産地消の食材と季節の味を取り込んだ和洋折衷の料理は一度は味わってみる価値があるでしょう。
落ち着いてゆっくり流れる時間を味わってほしい、そんな思いを込めてサービスを展開しているオーナーの意気を感じるサービスを楽しんでみてはいかがでしょう。
小豆島の格安ホテル・民宿

多くのホテルが立ち並ぶ小豆島にあってリーズナブルな宿の魅力はその価格だけに限りません。各々の宿で独自のサービスを展開しているのでお好みの過ごし方を堪能できる選択をしてみることも旅行の魅力として大切でしょう。
ここでは小豆島で特に人気の中規模・小規模のお宿を紹介していきましょう。
ビーチサイドホテル鹿島荘
通常、宿にゲストを迎え入れる際の挨拶は「いらっしゃいませ」ですが、このホテルでは「お帰りなさい!」の挨拶を常としています。部屋数47室と規模的には中堅クラスですが、心温まるサービスと気配りで“安心”と“癒し”を提供しています。
1日二回の干潮時に現れる観光名所「エンジェルロード」が近く、周辺の街並みを散策しながら行ってみれば小豆島の雰囲気をお腹一杯に感じることができるでしょう。
ホテルグリーンプラザ小豆島
見た目にちょっと「おっ!?」という感じになるホテルはどうでしょう?なぜかと言えばロビー前ロータリーから観る各部屋の入口外観がマンションのような雰囲気なのです。お部屋はしっかりとクリーニングが行き届き、窓から望む瀬戸内の眺望は絶品です。
瀬戸内海の海の幸を使ったモダンな料理も是非、お薦めします。また近隣の宿にはないサービスとして、小豆島オリーブ牛料理が楽しめます!なっ、なんとオリーブ牛を一頭買いしているので様々な料理でその美味しさを堪能できるでしょう。
小豆島で生まれオリーブの飼料で育ったお肉の旨味、なんともきになりますよね。
天空ホテル 海廬
絶景の眺望を楽しむならこの老舗ホテルはいかがでしょう。銀波浦は波が穏やかで朝・昼・晩と様々な海の“顔”を覗かせてくれる景観が魅力です。
その銀波浦の高台に建つお宿は全室オーシャンビュー!だけでなく、ロビーやお風呂も含めホテルのどこからでもその眩い光のページェントを眺めることが可能です。島内随一の眺めを天空のお部屋で是非、堪能してみてはいかがでしょうか。
ホテルニュー海風
島の西側に栄える土庄町(とのしょうまち)に居を構え和室を中心とした作りのホテルです。瀬戸内の海と山を望む景観は素晴らしく、くつろぎと癒しの空間を提供してくれます。
海辺近くの立地で解放的な雰囲気が漂います。四季を感じさせる新鮮な味覚と天然温泉が自慢のお宿です。
小豆島グランドホテル水明
魅力は驚き!?の海に突き出るかの如くそびえ立つ展望浴場でしょう。ジャグジー付きで島の【観光名所】として名高い「エンジェルロード」も目の前に広がっています。
実はガーデン(裏庭にあたる場所)で釣りもできるのがこのホテルのもう一つの魅力です。夏はプールとバーベキューもあり家族連れで楽しむには意外とお得かもしれません。
小豆島の観光名所

地図を眺めてみると意外!?に大きい小豆島、小豆島町と土庄町(とのしょうまち)の2町のみですが沖縄の宮古島とほぼ同じ大きさなのです。島々が全国に点在する日本で19番目に大きい島といったら少しはイメージできるかもしれませんね。
空と山と海に囲まれた島の魅力はその自然豊かな環境でしょう。瀬戸内海は元々温暖な気候で知られ、海流の影響を受けにくい地形であることから天気が良ければ穏やかな海をいつでも眺めることが可能です。自然の景観をそのまま観光資源としているここ小豆島では、たくさんの観光スポットが存在します。
500m続く砂浜「エンジェルロード」
中でも全国的に有名なのが「エンジェルロード」です。1日に2度干潮時にだけ現れる4つの小島を繋ぐ長さ約500mの砂浜の道です。
今、あなたに大切な人がいれば是非、一緒に訪れてみてください。お互いの手を繋いで渡ると途中で天使が舞い降りてきて将来結ばれ幸せになれるという伝説が残る景勝地です。
日本三大渓谷美「寒霞渓」
続いては是非、日本三大渓谷美(けいこくび)も訪れてみましょう。小豆島は瀬戸内海国立公園の中心に位置していることをご存知でしょうか?その島のほぼ中央に寒霞渓(かんかけい)はあります。島で最も高い星ヶ城(標高816m)と美ヶ原高原の間にある渓谷で、1300年万年前の火山活動によって生まれたとされています。様々な形の奇岩が織りなす自然の造形美にはただただ圧倒されるばかりです。
また四季折々でまったく違った表情を魅せるのも寒霞渓の魅力です。日本で唯一、「空と海と渓谷」が同時に眺められるロープウェイに乗って新緑の山並みや、夏の碧(あお)色、秋の紅葉のあざやかさを堪能してみることをお薦めします。尚、星ヶ城までは登山道も整備されているので腕!?ならぬ、「脚に自信のある」方なら是非その健脚を披露してみてはいかがでしょうか。
寒霞渓は国の名勝地指定もされているほか、「日本三大奇勝」「日本百景」「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選べれているので観る価値は多いにあります。
映画村や撮影地としても有名
「エンジェルロード」や「寒霞渓」だけでなく、その他にも意外といっては失礼ですが、観光スポットがとっても多い小豆島です。風光明媚な場所だけに映画の舞台としても名高く「二十四の瞳」映画村や「八日目の蝉」の撮影地としても有名です。
名産のお醤油を生産する「醤(ひしお)の郷」
地物魚介類を味わう醤油も小豆島では作られています。「醤(ひしお)の郷」は古くは弥生時代から作られていた「島塩」に酵母育成と熟成技術が加わり400年前の江戸時代から醤油作りが始まりました。
「醤の郷」には14の醤油蔵と7つのつくだ煮屋さん、さらに関連のお店が立ち並びます。穂のかに立ち込める島醤油の深い香りと味わいを堪能すれば、旺盛な食欲が益々止まらなくなるでしょう。
一番の観光の見どころは自然の雄大さ
多くの観光スポットと同時に是非とも観ていただきたいのがこの島が持つ自然の雄大さです。大小様々な島々と穏やかな海、青の濃さが目立つ空とのコントラストは朝日や夕日と見事にマッチし、まるで自然の宝石の如く映えるのです。宿泊した宿の窓から、海岸から、山頂からのそんな自然を満喫できる小豆島は自然の魅力溢れる魅惑の場所に他なりません。
まとめ

大小様々な宿があり島全体を自然豊かな景勝地が取り囲んでいる、それが小豆島の第一印象です。観光はもちろんですが、そこでしか味わえない地の産物や空と海と山のコントラストによって育まれる澄み切った空気感を心の底から楽しむためには長期滞在が理想でしょう。
そういった意味で島の宿とは心と身体を癒し新たな気持ちや感性を育む場所として選んでいただくことが大切です。あなたに合った宿が見つかれば、さあ、後は大自然を確かめにいきましょう。
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