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知床とは?知床の基本情報と歴史

北海道の東端に位置する半島全体を「知床」、半島の真ん中ぐらいから左側を斜里町、右側を羅臼町と呼ばれております。

半島の広さは約71,100ヘクタール、距離は南北で約70キロメートルあります。オホーツク海の南端に突出しているので地形的・地理的な影響を受けやすい地域となっています。

海岸部や岬では縄文文化やオホーツク文化の遺跡や集落が見つかっており、狩猟や漁撈、植物採取などをしながら、自然の恵みと共生していた暮らしぶりをうかがえます。

考古学においても重要な場所となっており、地名の由来は先住民の人々の言葉で地の突き出たところという意味の「シリ・エトコ」、または大地の行き詰まりという意味の「シリ・エトク」から付けられたとされています。

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知床半島に生息している動物

半島にはエゾシカやヒグマやシマフクロウやキタキツネや北海道しか住んでいない動物もいます。流氷に埋め尽くされたオホーツク海には絶滅危惧種のゴマアザラシやクラカケアザラシやトドが回遊していたりします。

夏季の羅臼沖ではマッコウクジラやイルカやシャチを目の前でご覧いただけるクルージングもあります。半島の魅力は海と山が一体となった大自然が評価されていることです。

ヒグマ活動期には自然ガイドの引率によるネイチャーツアー散策を楽しめます。半島はほとんど平地がなく、知床連山という火山が連なっております。

知床半島の地理情報

最高峰は標高約1661メートルの羅臼岳で日本百名山にも選定されており、富士山のように神聖な存在として崇められてきた山です。

その他、三ツ峰、サシルイ岳、オッカバケ岳、知円別岳、硫黄山などが見られ、それぞれ独特の景観を生み出しています。

斜里町ウトロには代表的な観光地があり、知床五湖、カムイワッカ湯の滝、フレペの滝、プユニ岬、オシンコシンの滝、夕陽台、オロンコ岩、知床峠の八景が見どころです。斜里町ウトロと羅臼町を結ぶ横断道路の頂上にあたる峠は雄大な景色を堪能できるドライブコースとして人気です。

良い天候であれば、海の向こう側に北方領土の国後島を望めます。

知床半島の開通作業

峠は例年10月下旬から4月下旬にかけては通行止めとなり、毎年3月に道路の除雪が始まり、開通するまでの作業は圧巻です。

夏が過ぎて紅葉の季節を迎えると、鮮やかに色づく山の木々が美しいです。地の果てともいわれてきた場所だけに、農業には適さないどころか人々が生活するには厳しすぎる気候であり、開拓も進まないまま、半島の岬周辺は無人地帯となり、人を寄せ付けない環境であったからこそ、豊かな自然が残されたといえます。

年間を通して観光できるスポットばかりでなく、時期的にしか観光できないスポットもあり、まさに秘境と呼ばれるに相応しい場所であります。

世界遺産としての知床

海洋生態系と陸上生態系が関係し合っていること、北方系と南方系の植物が混在していることを貴重な自然環境として評価されている場所でもあります。

半島の多様な自然環境と特異な種構成の価値を後世に引き継いでいく自然保護の動きが強まったことから、1964年(昭和39年)には国立公園、1980年(昭和55年)には遠音別岳原生自然環境保全地域、1982年(昭和55年)には国指定鳥獣保護区、1990年(平成2年)には森林生態系保護地域などに指定され、2005年(平成17年)7月17日には第29回ユネスコ世界遺産委員会で自然遺産として認定されています。

知床の自然を守る活動

世界遺産登録後は自然の素晴らしさを伝えようとする活動が行われ、あまり知られていなかった秘境を訪れる観光客は増えていき、大切な自然を守るための取り組みも進められています。

たくさんの車が走れば排気ガスで空気は汚れ、二酸化炭素は増え、温暖化問題を引き起こします。植物は荒らされ、動物との接触事故も多発するなどの被害もあります。

餌ねだりに道路上に頻繁に現れるようになると危険な目にあう動物もいますので、野生動物に餌を与えないように注意がけもされています。

半島で過ごす際には、世界遺産として大切にするためのルールや人と野生動物の暮らしの安全を守るように心がけるようにして、未来に伝えていくための地球生態系維持回復事業についてふれてみることです。

知床の施設

斜里町ウトロには環境省により設置された知床世界遺産センターでは、世界遺産の管理に関する最新情報を提供や生息する動物の写真や模型の展示をされています。

国立公園・世界遺産地域の中にはビジター向けに自然情報提供を実施してる知床自然センターもあります。

五湖を巡る園地内には地上遊歩道の入口としてフィールドハウスがあり、散策の手続きやレクチャーを行っています。休憩所としてパークサービスセンターも設置されております。

湿原や植生を踏み荒らしたり、歩道を外れて歩いたりしないように注意しなければならないとあります。

半島のなりたち、暮らし、循環するいのちなどについては羅臼ビジターセンター、海と陸の生態系や海の価値や半島先端部利用に対するルール・マナーについてはルサフィールドハウスで学べます。


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