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京都「青蓮院」夜の拝観から一望できる景色の魅力

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青蓮院は京都市東山区にある天台宗の寺院で、平安時代末期の久安6年(1150年)に最澄によって創建されました。青蓮院の前身は元々比叡山上にあった青蓮房と呼ばれていた小寺院で、平安時代末期の行玄大僧正門主の時に都に移ってきました。久安6年(1150年)に、鳥羽上皇の皇后美福門院が青蓮房を祈願所とすることで房から寺院に格上げされました。

そして、鳥羽上皇の第七皇子覚快法親王が行玄の弟子として入寺して以降、皇家や摂家の子弟が門主を務める格式の高い寺院(門跡寺院)となりました。平安時代に都に移された当時は境内が三条白川にありましたが、河川の氾濫を避けるために鎌倉時代に現在の高台に移りました。戦後は香淳皇后の弟(今上天皇の叔父)にあたる東伏見慈洽が門主となり、2014年に亡くなった後は息子の東伏見慈晃氏が門主となっています。

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青蓮院の構造

青蓮院の本堂やその他伽藍のほとんどは知恩院の北側の境内にありますが、将軍塚大日堂や大護摩堂「青龍殿」は裏の東山の山頂付近(標高200m)の場所にある飛び地の境内にあります。

将軍塚は京都市内が一望できる場所に位置しており、四条通の延長線上に位置しています。将軍塚は桓武天皇が平安京に都を遷都する際に和気清麻呂に伴われてこの場所を訪れ、京都盆地を一望して平安都の造営を決断した場所なのです。桓武天皇は都の安泰を願い、将軍の像に甲冑を着せ埋めて祈ったと伝えられています。桓武天皇が祈った場所には直径約20m、高さ約2mの塚が築かれ、将軍塚として現在も存在しています。平安京はこの将軍塚から始まったと言えるのです。

京都市を一望できる場所

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平成の今でも将軍塚から京都の市街地を一望することができます。将軍塚は青蓮院の境内として現存していて、この場所にも庭園があります。将軍塚のすぐ近くには東山頂上に市営の展望台がありますが、京都市街地側に位置している将軍塚の方が見晴らしが良いです。東山頂上付近にある飛び地境内は、2012年より大護摩堂「青龍殿」建立工事が行われて2014年10月4日に青龍殿落慶青不動明王開眼法要が行われました。

この青龍殿の建物は、北野天満宮前に大正3年に建てられた総檜造りの大日本武徳会京都市武道場をそのまま移築再建したものです。大日本武徳会京都市武道場は平安遷都1,100年を記念して建てられた武道場で、建物は歴史的文化遺産として価値があるため解体して青龍殿として移築保存されることになったものです。

青蓮院の夜間拝観

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青龍殿には京都市街を一望できる舞台が設置され、庭園と共に一般公開されています。毎年秋の時期には青龍殿の庭園でライトアップが行われ、夜間特別拝観が行われています。時間は17:00~21:30(21:00受付終了)で拝観料金は大人500円、中高生400円、小学生200円です。昼間の通常拝観で既に入場している人はそのまま留まることができます。

夜間特別拝観では、春は満開の桜、秋は真っ赤に染まった紅葉がライトで照らされて幻想的な景色を見ることができます。さらに青龍殿の舞台上からは京都市街地が一望でき、美しい夜景を見ることができます。かつて桓武天皇が平安京に遷都を決断した時に想い見た都の風景を、桓武天皇が眺めたのと同じ場所で現代の街の姿として見ることができるのです。

青龍殿は京都市街を一望できる特等席

将軍塚のすぐ下には祇園八坂神社・円山公園があり、四条通り沿いに東に進むと京都で最も賑やかな繁華街である四条河原町があります。夜間拝観では四条通りを走る車やネオンなどを見ることができます。右手宝鋼には北山や吉田山、京都御所や二条城を眺めることができます。左には京都タワーや京都駅の明かりを見ることもできます。青龍殿は京都市街を一望できる特等席なのです。

青蓮院青龍殿へのアクセス方法

青蓮院青龍殿へのアクセス方法ですが、公共の交通機関を利油する場合には最寄駅である地下鉄蹴上駅からは徒歩で山道を登ることができますが30分以上かかります。夜間特別拝観であれば路線バスかタクシーを利用することをおすすめします。

山下の青蓮院からであればタクシーで10分、京都駅からであれば20分です。路線バスを利用する場合には、京阪バス(70番)の「将軍塚青龍殿循環バス」が利用できます。循環バスは青龍殿を出発して、蹴上・神宮道・三条京阪・河原町三条・四条河原町・京阪五条・五条坂の順番に反時計回りに循環します。運賃は市内均一料金である大人230円、子供120円です。最終便が出発するのが16時27分なので、夜間特別拝観では最終便を利用してアクセスすることができます。11月の夜間特別拝観の時期は毎日運行されます。

帰りは循環バスが利用できないので、タクシーか徒歩で下山します。ちなみに最寄駅である地下鉄東西線の蹴上駅の最終は24時16分なので、夜間拝観で夜景を眺めた後に徒歩で下山しても大丈夫です。自家用車でアクセスする場合には青龍殿福徳門内の駐車場を利用できます。

青龍殿・将軍塚は東山の山頂でアクセスしにくい場所にありますが、それでも美しい京都市街の夜景を見る価値があります。


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