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千本鳥居が壮観!伏見稲荷大社の千本鳥居の意味と由来

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「お稲荷さん」といえば、朱い鳥居が思い浮かびます。その中でも圧倒的な知名度を誇るのが、皆さんもご存知の京都伏見稲荷大社の千本鳥居です。その壮観な光景は、荘厳で幽玄な世界を醸し出しています。見る者の心を引き付け、魅了してしまいます。

近年では日本人だけではなく、諸外国の方々からも圧倒的な支持を受け、日本の人気観光スポットとして、確固たる地位を築いています。

そんな世界的に有名な千本鳥居の意味と由来を知っていますか?日本人として、その歴史を辿りながら、紐解いてみたいと思います。

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伏見稲荷大社とは?

千本鳥居がある伏見稲荷大社は、全国に3万から4万もあるといわれている稲荷神社「お稲荷さん」の総本社です。お稲荷さんといえば、縁日やキツネのお面に朱い鳥居など、日本人であれば誰も知らない人がいない身近で、馴染み深い神社です。

その総本社である伏見稲荷神社は京都伏見の稲荷山の山すそにあります。京都駅から電車に揺られること15分ほどで「伏見稲荷駅」に到着します。そこから少し歩いたところから参道が始まります。その先にある伏見稲荷大社の本殿は、彩りも鮮やかな彫刻が施された「稲荷造り」が見事です。そのご利益は多岐にわたり、五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・交通安全・芸能上達などがあげられます。

伏見稲荷大社の始まり

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伏見稲荷大社は、歴史をさかのぼること和銅4年(711年)2月初午(はつうま)の日、時代は奈良時代のことです。稲荷山の三つの峯の平らな場所に稲荷大神を祀ったことがその始まりとされています。現在でも、2月初午の日には、初午大祭が行われ、たくさんの参拝者で賑わっています。清少納言の枕草子には、たくさんの参拝者で賑わっていた様子が記されていることから、その始まりから人気のあったことが伺えます。

現在の稲荷山の山すそに本殿が建てられたのは、室町時代以降とされており、応仁の乱の戦火によって焼け落ちたものを明応8年(1499年)に作り直したもので、重要文化財に指定されています。

その本殿の前に、同じく重要文化財に指定されている楼門があります。この楼門は豊臣秀吉の母親が病に侵された時に行った治癒祈願の「お礼」として、再建したといわれる楼門です。天下の豊臣秀吉をも魅了したとは、伏見稲荷大社のそのパワー、畏るべしです。

壮観な千本鳥居、その意味と由来

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お稲荷さんの鳥居といえば朱、朱といえばお稲荷さんというくらいに、そのイメージが固定されています。稲荷大社の本殿をはじめ、鳥居に至るまで「朱(あけ)」の色で彩色されていますからそのように感じるのも当然だと思います。

とりわけ鳥居に塗られている朱を「稲荷塗り(稲荷朱)」というようです。 その色や語感から、魔力を打ち破り、明るい希望を示しているとされ、赤土をイメージさせることから五穀豊穣を表すともいわれているようです。朱を用いることで、そのご利益を示しているかのようです。

朱の原材料は貴重だった丹(水銀)が使われており、お稲荷さんだけでなく様々な神社仏閣の防腐剤としての側面もあったようです。

千本鳥居の意味

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最初は鳥居を「通る」「通った」の語呂合わせで、願いや祈りが「通る」あるいは「通った」時に、そのお礼や感謝の思いを表すために鳥居を奉納することがそもそもの始まりだったといわれています。

それが習わしとなり、現代に続いているのです。その習わしは江戸時代から盛んになったようです。「江戸」「語呂合わせ」のキーワードから「粋」な遊び心が感じられる気がします。

今現在も霊験あらたかなため、鳥居を奉納したいという人がたくさんいるようですが、空きが無いようで、千本鳥居のように順番待ちの鳥居が隙間なく順番を待っているのを想像するのも、楽しく明るい気持ちになります。どちらの千本鳥居も壮観です。

千本鳥居の由来

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千本鳥居は伏見稲荷大社の奥社から稲荷山にある奥宮までの約4㎞もの長い参道が2本平行に並んで続いています。それぞれの参道に隙間なく建てられた鳥居が壮観な眺めとなり、千本鳥居と呼んでいるのです。

その千本鳥居が並んでいる辺りは、神様が降り立った神聖な稲荷山の入り口と言われ、この世から幽界(神様の世界)へ行くための通らなければいけない門として建てられたという謂れがあります。

また、2本平行に並んでいる参道は、はっきりとはしないものの神仏習合の思想(両部思想)と大日如来の理性(りしょう)の「胎蔵界」と智徳の「金剛界」(金胎二界)を表しているのではないかとされているようです。二本に分かれている参道に宗教的思想を象徴させているとは、無駄なものは何一つなく、その一つ一つに意味があると感慨深い気持ちになります。

まとめ

今回は伏見稲荷大社の代名詞ともなっている千本鳥居の意味と由来について、紐解いてきました。これを機会に、伏見稲荷大社あるたくさんの見どころについても調べてみるのも楽しいと思います。

伏見稲荷大社を訪れる機会がありましたら、奈良時代・平安時代・安土桃山時代・江戸時代、そして現代まで、たくさんの参拝者が歩いた参道で、たくさんの願いや祈りと感謝の念に思いを巡らせながら参道を歩いてみてください。千本鳥居の壮観さと相まって、悠久の時を旅することができるかもしれません。そんな楽しみ方はいかがですか…。


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