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京都のパワースポット「六波羅蜜寺」にまつわる逸話

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補陀洛山六波羅蜜寺は、真言宗智山派に属し、御本尊は十一面観音菩薩です。

六波羅蜜寺のある場所は、平安の昔から葬送の地として名高い鳥辺野の入り口に位置していて、源氏物語にも、光源氏のゆかりの女人達の死の場面に登場する所です。京阪電車清水五条坂駅から徒歩8分ほど民家の間の路地を行くと寺の門前に出ます。庶民的な親しみのある雰囲気の寺で、西国33ヶ所第17番札所にもなっています。

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六波羅蜜寺の創建

寺の創建は、応和3年(963年)空也上人が建立した西光寺に始まります。空也上人は、醍醐天皇の第2皇子といわれ、常に庶民の間にあって貧者や病者を救う活動を続け、市の聖、阿弥陀の聖と呼ばれていました。

14年の歳月をかけて大般若経600巻の浄写が完成した時、空也上人に結縁を願う人々が浄財を寄せて寺を建立したということです。応仁の乱を免れた本堂(重文)を中心に、正月の皇服茶や、8月の8~10日の萬燈会、12月13~31日の空也躍踊念仏等長い歴史をもつ行事が行われています。

六波羅蜜寺と空也上人

創建当時、京には悪疫が流行しており、空也上人は自ら十一面観音を刻み御仏を車に安置して市中を曳きまわり、青竹を八葉の蓮片の如く割り茶をたて、中へ小梅干と結び昆布を入れ仏前に献じた茶を病者に授け、歓喜勇躍しつつ念仏を唱えてついに病魔を鎮められたといい、これが現在も伝わっている、正月三日間授与されている皇服茶です。

空也上人亡き後六波羅蜜寺と改称

空也上人が亡き後に、高弟の中信が伽藍を整え荘厳華麗な天台別院として栄え六波羅蜜寺と改称しました。ここは源平ゆかりの寺としても有名で、平忠盛が山内の塔頭に軍勢を止めてから清盛、重盛に至り、広大な境域内には権勢を誇る平家一門の邸が5,200あまりに及びましたが、寿永2年(1183年)平家没落の時焼けて本堂のみが残りました。

その後も火災焼失、修復再興を繰り返しながら、現在に至っています。現在の本堂は貞治2年(1363年)から3年をかけて修営され、昭和44年(1969年)開創1000年を記念して解体修理が行われました。その際に創建当時のものと思われる梵字、三鈷、独鈷模様の瓦をはじめ、今昔物語、山塊記等に記載されている泥塔8,000基が出土しております。

六波羅蜜寺の秘仏

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文禄4年(1595年)真言宗智積院の末となり現在に至っています。

本尊の空也上人自刻という像高2.59m、ひのきの一本造りの十一面観世音立像(国宝)は秘仏ですが、12年に一度辰年に33日間だけ拝観出来ます。縁結びの神様と呼ばれ、おまいりすると恋愛成就、夫婦円満になると言われます。とても美しいお顔とお姿で全てを優しく包み込んでくれる様です。お前立ちや境内の縁結び観音像にその姿を偲ぶことが出来ます。

藤原・鎌倉期を代表する仏像彫刻

宝物館には藤原・鎌倉期を代表する仏像彫刻が納められています。空也上人立像、本尊と同時代と見られる薬師如来坐像、運慶坐像、地蔵菩薩立像等が所狭しと並んでいます。

地蔵菩薩立像は定朝作、左手に頭髪をもっています。この像には伝説があり、病死した母の葬儀も出来ずにいた貧しい娘に代わり野辺送りをしてくれた僧侶がいて、娘がお礼をするにも何もないからと自分の髪を切って僧侶に渡しました。地蔵菩薩をお参りするとその手には髪があったということで、そのために女性達の信仰が特に篤く、願いごとがあると自分の髪を供えて祈願したそうで、今も地蔵菩薩立像の前には白い奉紙に包んだりした髪の毛が置かれていて心が震えます。

又、地蔵菩薩座像は境内にあった運慶一族の菩提寺、十輪院の本尊で運慶作といわれています。

運慶の四男、康勝作の空也上人立像

運慶の四男、康勝作の空也上人立像は、胸に金鼓を下げ、右手に撞木、左手に鹿の角の付いた杖をもち、膝までの衣に草履、痩せた身体で口から6体の化仏を出しています。念仏を唱えた瞬間にその一音一音が阿弥陀仏になったという伝説を写実的に表わしたもので、小像にかかわらず迫りくるものを感じます。

空也上人の隣には経巻を手にした平清盛像があります。おごる平家の印象ではなく仏者としての気品を感じさせる像です。

六波羅蜜寺の見どころ

一願石

境内に入りすぐ右に「一願石」というのがあります。六波羅蜜寺と書かれた石柱に回転する石がはめ込まれていて、祈りを込めてその石を手前に3回まわすと願いが叶うといわれています。円状の石にいくつも梵字が書かれていますが、中に一字だけ金色に書かれた梵字があるので、これを正面にして回します。願い事は一つです。

福寿弁財天

護摩堂に福寿弁財天が祀られています。高さ30㎝の小柄な像ですが金色の光を放っています。ご利益は金運と勝負運とされています。

銭洗い弁財天

また奥の建物の中には、銭洗い弁財天があります。ざるにお金を入れて金運財運を祈念して浄水で洗い、御守り売り場で金運御守りを買い、洗ったお金を入れて通帳などしまう所へ一緒にしまっておくとお金が貯まるそうです。隣には勝運成就の水掛不動尊もあります。

開運推命おみくじ

また、「開運推命おみくじ」はよく当たると評判です。生年月日と性別から一年間の運勢を占うおみくじで冥加料300円、すべて手書きで内容も充実しており、解説書も貰えます。郵送でも受け付けています。


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