
忙しい日常の空間から、癒しと幻想の空間へタイムスリップしてみませんか・・。二条城の昼の顔・夜の顔、どちらも素晴らしいです。今回は、夜の二条城にスポットライトをあててみたいと思います。期間限定のライトアップを、初めて二条城に行かれる方でも安心して、満足して頂ける期間限定のオススメスポットです。
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二条城のライトアップを楽しむために知っておきたいこと
徳川家康が築城した江戸時代の日本の城跡でもあるこの二条城では大政奉還が行われたことでも有名です。
この二条城には、国宝である豪壮な二の丸御殿の6棟と、二の丸御殿の障壁画と建造物22棟が重要文化財になり、そして1994年12月には「古都京都の文化財」として、ユネスコの世界遺産となりました。二条城のすべてが、日本のそして世界の宝なんですね。
平成14年から開花の時期に合わせて開催している春のライトアップには毎年、たくさんの方がお越しになり普段見ることができない、期間限定のライトアップを楽しむことが出来ます。
光は、LEDや効果的な配光等を使うことで電力消費に配慮して開催しているしているそうです。
初めて行かれる方や、二条城のライトアップをまだ見たことのない方に是非、楽しんで頂きたいので情報をもとに計画を立ててみませんか?
【ライトアップ開催期間中】
開催時間)18時~21:30(最終入城は21時です)
入城料)一般400円 小中高生 200円
通常》》
入城時間)8:45(二の丸御殿は9時~)~17時(最終入城は16時まで)
入城料)一般600円 中高生 350円 小学生 200円
注意事項》》
*お花見期間中は仮設休憩場以外は、飲食禁止・場内禁煙になります。
*春のライトアップ期間中は休館日はありません。
*夏のライトアップ時、着物での来場者には粗品が貰えます。
*夏は7月8月は毎週火曜日が休館になります。
1.二条城 春のライトアップ開催はいつ頃?
開花時期にあわせて開催しています。
50品種の約400本の桜が場内にはあり、桜の 種類によってそれぞれ開花する時期が少しづつ変わるので、3月末~4月中旬頃です。桜の種類がたくさんあるので、約1ヶ月が見頃になるので他での、お花見よりも長い期間楽しめますよ。
2.春だけじゃない 夏の夜間ライトアップも2016年に開催
一年に一度、願い事をすると言う古来からの七夕の節句の伝統である「京の七夕」の一環として夏も二条城のライトアップを開催します。
夏のライトアップ時も期間限定で、二の丸御殿プロジェクトマッピングが開催されます。お城のプロジェクトマッピングは、なかなか見れない貴重なものです。
3.ライトアップ時間中の楽しい会場がいっぱい
二条城会場
《18時~21:30(最終入城21時》
(桜の園)
場内南側にあるのがこの桜の園です。桜の種類が豊富なので、ライトアップされた、たくさんの桜が楽しめます。(春の期間中です)
(「清流園」のライトアップ )
角倉了似のお屋敷の一部や周りの風景がライトアップにより和の灯りで彩られます春には、ヤマザクラ・ソメイソシノ・ヤエベニシダレが見られます。池の水面には、色鮮やかにライトアップされた風景が映し出されとても、ロマンテックです。
(重要文化財「二丸御殿台所」のライトアップ)
3000面以上の障壁画のうちの1016面が重要文化財になった、「二の丸御殿台所」。
6棟からなる武家風書院造りで、狩野 探幽(カノウ タンユウ)が先導して描いた障壁画で、桃山美術を伝えています。通常は非公開の場所ですが公開されますので貴重な場所です。
*琴の演奏や京の名産品のブースが周辺で行われます。
*夜間拝観時では、昼間の拝観の時とちがい城内の一部のみしか見れず、二の丸庭園・二の丸御殿の見学は出来ません。
~その他、二条城周辺のライトアップ~
堀川会場 京友禅を育んできた堀川では竹と光を表現します。
《19時~21:30》
(堀川遊歩道)
押小路通入口付近 「提灯ゲート」があります。
小路通~二条通
会場限定販売の「京の七夕はがき短冊(100円)」を案内所で販売しており、願いを書いて笹に飾り付けます。
*この通りにある、押小路案内所では和装で来場の方にプレゼントをしています。
押小路通~二条通
京都に縁のある著名人や協賛企業の方たちのメッセージを書いた行灯が遊歩道の両サイドに並ばれます。
二条橋下~竹屋町橋下 光とは違った、匂いという語感が楽しめる「出会い」と「恋」をイメージした香りが楽しめるようになっています。
二条通~夷川通 竹のトンネル内には七夕の夜空に浮かび上がり素晴らしいほどの天の川が青いLFDで再現されていて圧倒されます。
夷川通~竹屋町通 地元の子供達の願いが書かれた短冊を約40本の笹に飾り付け、ライトアップさせることで風情を感じさせてくれます。
丸太町橋下 光のファイバーボールのしずく達が、天の川からこぼれ落ちた星のように演出されてます。LEDの使用によりエコな光のファイヤーボールになっています。
鴨川会場 竹かごにLEDの光と、伝統技術を持ちいた「風鈴灯」で
《18時~21:30》 涼やかな音色を奏で、「竹と灯の散策路」が歩けます。
・北野天満宮 北野紙屋川会場
七夕の笹で飾られた境内をライトアップ《日没~21時》します。
梅小路公園会場
イルミネーションで公園を演出します。他イベントも開催。
《イベントにより時間開始》
岡崎会場
平安神宮応天門~大鳥居までライトアップされ、イベントも開催
《19時~21時》
京都府立植物園会場
通常17時までが期間中は18:30まで延長します
《9時~18:30(最終受付18時)》
来場者の方には短冊に願い事を書いてもらい、和での来場者は無料で入れるという特典も!!
4.ライトアップを見たい方は夜からの入城です
ライトアップ開催時は、通常時間帯の方と入れ替えをしています。
通常入城時間は8:45~16:00(閉城17:00)で入城された方は、残念ですがライトアップまでご覧いただけないので注意して下さい。
《二条城のライトアップを見たい方は》
ライトアップ開催時の入場:18:00~21:30(入城最終受付21:00)
5.無料で入城できる特典!!
桜の開花期間は、まだ肌寒いですが・・・春のライトアップ期間中は、男女共に着物で行かれると入場料が無料になるそうなので、よろしければ着物で夜桜を楽しんでみては?
*二条城付近には着物レンタルのお店もあるので、手ブラで行って着物を借りて二条城に行かれると便利です。
(二条城付近のレンタル着物店は下記を参考にして下さい)
6.二条城まで行くには?
JR京都駅から
地下鉄烏丸線で国際会館方面の電車で「烏丸御池駅」で下車。
⇒京都市営地下鉄東西線で太泰天川方面の電車で「二条城駅前」下車になります。
*京都駅から10~15分程度で二条駅に着きます。運賃は260円です。二条駅に到着しましたら1番出口から出て下さい。二条城到着です
市営バス〉京都駅から
9系統→B1乗り場から西賀茂車庫前に乗り「二条城前」下車(京都駅から10番目の停留所)
50系統→B2乗り場から立命館大学前に乗り「二条城前」下車(京都駅から12番目の停留所)
101系統→B2乗り場から北大路バスターミナル前に乗り「二条城前」下車(京都駅から6番目の停留所)
*どのバスも渋滞してなければ10分程度(20~30分は余裕をみておいたほうがいいです)運賃は230円です。
阪神:烏丸駅から市バス⇒12・101号系統「二条城駅」で下車
阪神:大宮駅から、タクシー⇒約10分~20分(約1200円~2000円かかります)
京阪:三条駅で地下鉄東西線「三条京阪駅」下車
自動車:名神高速道路 京都東ICから約30分
京都南ICから約30分
徒歩:京都駅から京都タワーの方に歩きます。その後は、下京区から中京区と歩きますと二条城が見えてきます。
(距離としては4km程で1時間程度かかりますが、体力に自信のある方や、京都の風景をユックリ堪能したい方にはいいですね。)
7.運転手さんに必要な二条城付近の駐車場情報
《駐車場について》
一番近くて「二条城駐車場」があります。
バス:30台 2500円《2時間》
・乗用車:216台
《8:00~18:00》普通車最初の2時間まで800円(以降1時間ごと200円)
《18:00~8:00》普通車最初の2時間まで400円(以降1時間ごと100円)
・バイク〈小型・大型二輪〉400円
・自転車:200円
*その他、駐車場はコインパーキングが付近にたくさんあります。
(二条城 付近の駐車場は下記を参考にして下さい)
二条城のライトアップの見どころ
春のライトアップは八重桜・山桜・里桜など300本の桜が照らされて幻想的な空間を作り出します。時間や季節で違う顔が見られ幽玄な世界に圧倒されます。夏のライトアップは二条城内で、短冊に願いを書いて飾り付けた笹にもライトアップされ、夏らしい空間を演出してくれます。
1.幻想的な風景
《春のライトアップ》
歩く足元には、足下灯で幽玄の世界が作られて、まるで別世界に迷い込んだ感じです。仮設の白い壁と地面には桜模様のイルミネーションが映し出され、唐門を横切り西に行くと、光のトンネルをくぐる事が出来ます。
桜の園では桜にライトアップされて、ほんのりピンクの桜が鮮やかなピンク色になり、さらに光ることで妖艶さをかもしています。
《夏のライトアップ》 建物や松、そして石垣にも青、緑、紫などの光が照らされてとても幻想的です。二の丸御殿では、金色の装飾された部分にライトが当てられ、より一層輝いてみえます。
2桜の種類が ホントに豊富です
3月下旬からはヤマザクラ・ソメイヨシノ
4月下旬まではシダレザクラ・サトザクラ・・トウカイザクラ・カンヒザクラ・と50種類の桜が咲く。
特に八重紅枝垂れの桜道は、言葉を失う美しさです。そして、桜の品種が多いこの二条城では、緑色のめしべが珍しい普賢象」や大きい花とねじれた花弁が特徴な「袋禄寿」などの珍しい桜も見ることができます。
開花状況によっても違ってくるので、一番の満開の時期に合わせて行かれるのをオススメします。
3.琴の演奏で優雅なひと時を・・
二の丸御殿の台所で、池坊のいけばなの作品の前で琴の演奏が行われます。琴の音色で夜桜がより一層、雅やかに演出してくれます。「和の世界」が楽しめるでしょう。
4.いけばなの大作展示は必見です!!
550年の歴史を持つ花道家元池坊の京都支部が、大作展示します。桜とともに春らしいいけばなの作品をご覧くだい。
5.ライトアップ以外にも楽しさ満載
二の丸御殿台所の周辺に京都の物産品などを販売するブースが出店されます。京都でのお土産の一品がここで見つかるかもしれませんね。
6.夏は、特別公開です!!
文化財の「二の丸御殿唐門」のライトアップ
2011年に修復が終えた重要文化財です。唐門付近では、メッセージが書かれた行灯(あんどん)がたくさん並べられます。
特別名勝の「二の丸庭園」のライトアップ
ここは夜には、初のライトアップで光による幽玄の庭園になります。
7.短冊に込めた 願いが叶いますよう・・・
夏の期間中ライトアップでは、会場内2箇所で来場者の方に短冊に書いて頂き、会場内に設置されている竹笹に願い事を飾りつけます。
皆さんの願いが込められた短冊は、清水寺の「たなばた願分お焚き上げ」で「京都五山送り火」とともに、京都の空へと天高く届けられます。
8.たくさんの方に楽しんで見てもらう為にバリアフリーも充実しています
・障害者の駐車場:有り(有料です)駐車場は24時間利用可能
・駐車場から車イスの移動:楽に出来るようになっています。
・駐車場から施設入口までの経路:平坦な道になっています。
・建物入口(段差は20cm):スロープになっています。
・建物入口の幅は:120cmです。
・建物入口には扉:ありません。
・車イス専用エレベーター:ありません。
・施設内は車イスで移動:スムーズに出来るようになっています。
*一部、段差などでご覧頂けない場所もあります。
*電動車イスでは、二の丸御殿内への入場が不可となっています。
・車イス専用のトイレ:3ヶ所あります。
・オストメイトの対応:あります。
・車イスの貸出し:あります。
*二条城の事務所にて貸出しがあります。
*二の丸御殿内用の車イスは貸出し無料
*場内用電動アシスト車イス(二の丸御殿以外)は3台有り無料
・介助犬同伴:可能(二の丸御殿内は不可)
・盲導犬同伴:可能(二の丸御殿内は不可)
・聴導犬同伴:可能(二の丸御殿内は不可)
・点字誘導・エレベーターボタン:無し
*音声ガイドシステムはあり「二条城」の解説を聞くことが出来ます。東大手門脇の受付で申し込んでください。
・手話スタッフ:無し
まとめ
二条城は徳川家康が京都での宿泊をすときのために、この二条城を作ったと言われています。今でいえば、別荘ですね。この二条城を、江戸幕府の始まりから終焉までの激動の時代と、
その後の戦争の時代、そして今という長い間たくさんの人たちが、見続けてきたでしょう。
今、こうして安心して穏やかな気持ちで、この二条城のライトアップに感動できることに感謝していきたいですね。きっと徳川家康もこのライトアップを楽しんでいるのではないでしょうか?
皆さんも、春も夏もすがたの違う二条城を見ながら、昔の人たちの歴史の流れも感じてみてはいかがですか?
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