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京都宇治「三室戸寺」のあじさいの魅力とおすすめの時期

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花の寺として知られる明星山三室戸寺は本山修験宗の別格本山です。創建の時期は定かではなく、伝承によると奈良時代末の光仁天皇の頃、三室戸寺の奥、志津川上流岩渕の地から出現した観音を祀る堂を建立し、垣武天皇の時、この像を胎内に納める千手観音像を造立したのが寺の始まりとされています。

康和元年(1099年)頃三井寺の隆明上人が来住、伽藍の復興につとめ中興の祖となりました。

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三室戸寺の基本情報

三室戸寺は、西国33観音霊場第10番札所にもなっています。花山法皇の時に三十三寺の観音霊場が定められますが、記録では最古の巡礼者、行尊や覚忠が三室戸寺で巡礼を終えており、霊場の中でも特別な寺であったことがうかがえます。

5千坪に及ぶ広大な庭園は、枯山水庭園、池泉回遊式庭園、広庭からなり、四季を通じて季節毎の花々が咲き誇り目を楽しませてくれます。受け付けを入るとすぐ右手にあじさい畑がひろがります。あじさい寺とも呼ばれるように、50種類、10,000株の西洋アジサイ、額アジサイ、柏葉アジサイ、幻の紫陽花・七段花等があり、6月には池泉の辺まで続くこれらの紫陽花の群生がピンクや水色等様々な色彩で咲き誇ります。

美しいあじさい畑

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朱塗りの山門をくぐると参道は杉木立の下を先に延びており、その下にあじさい畑等が続いています。参道の右側は山際の傾斜地を開き、昭和の名作庭家・中根金作の設計による約5,000坪の庭が造られていて、庭の名は、「苦しみを抜き楽を与える」という観音の慈悲にちなんで「与楽苑」といいます。

明るい日差しがあふれる蓮園と

杉木立の中をあじさい畑を見ながらさらに進むと石庭があり、その先の急な石段を上がると本堂前の庭に出ます。明るい日差しがあふれる庭は蓮園となっていて、6月下旬から8月上旬にかけて、その庭一面に蓮の花が咲き、重厚な本堂の前を彩る蓮の花はまるで極楽浄土を思わせる風景となります。大賀ハスや小台ハス等100種があります。

秘仏の御本尊・金銅二臂千手観世音菩薩立像

階段を上がるのが厳しい人には石段左方の坂を上がって行くと、本堂前に出ることができます。山を背にして建つ本堂は文化11年(1814年)頃の完成で、5間4面、正面中央3間の向拝でうち中央の1間上方の屋根は唐破風になっています。秘仏の御本尊・金銅二臂千手観世音菩薩立像が安置されていて、厄除け、病気平癒等の信仰を集めてきました。脇侍の清涼字式釈迦如来立像と毘沙門天立像はいずれも藤原期の作で、現在は宝物館に安置されています。

本堂の前に石で造られた大きな牛の像が駒犬のように鎮座しています。大きく開いた口の中には石の玉があり、これをなでると勝運がつくといわれ、宝勝牛と名づけられています。牛の腹には小さな覗き窓があり、そこから胎内におさめられた牛の木像が見えます。

阿弥陀堂

本堂に向かって右側に阿弥陀堂が建っています。元々ここには親鸞の父日野有範の墓があったが、親鸞の娘の覚信尼が祖父の墓を整備し、その上に御堂をたてて阿弥陀堂としました。阿弥陀堂の御本尊である阿弥陀如来座像と脇侍の観世音菩薩坐像、勢至菩薩坐像も宝物館に安置されています。観音菩薩座像は膝を揃えて正座する珍しい姿をしています。阿弥陀堂の先、東の方に鐘楼、三重の塔が建っています。三重塔は元禄17年(1704年)の建立で高さ16m、元は兵庫県佐用郡三日月村(現佐用町)の高蔵寺にあったものを、慶事43年(1910年)に当寺が買い取って移設したものです。鐘楼の隣に建っています。

この辺りは源氏の庭と呼び、桜や紫陽花、紅葉等季節の花等楽しむことができます。本堂に向かって左の方にある宝物館背後の高台には室町時代の本殿をもつ鎮守社十八神社が建っっています。三間社流造で長享元年(1487年)建立です。

石段の下の枯山水の庭園と池泉回遊式庭園

与楽園と呼ばれる庭園は、5,000坪の広さがあり、石段の下の枯山水の庭園と池泉回遊式庭園は平成元年竣工です。石庭は白い砂の海に刈り込まれたツツジと松等を植栽して大小の石がバランスよく配されており、背景の木々や山を借景として雄大な印象を与えます。

池泉回遊式の庭園は歩きやすいように石畳みの道が通っており、池の周囲には様々な種類の木々が植えられていて、水の涼しさや季節の花、秋には紅葉を楽しむことが出来ます。広大な庭の間を流れる川を挟んでアジサイ畑の向かい側はツツジの群落になっています。約2万株のツツジはきれいに刈り込みされて新緑の頃、また濃いローズピンク等の艶やかな色彩が咲き誇る5月は緑濃い木々を背景に輝くばかりの美しさです。5月のツツジ2万株と6月のあじさい1万株が見ごろを迎える頃、夜間のライトアップが行われるのが例のことで、幻想的な雰囲気に包まれ、訪れる人の数もどっと増えてきます。

宇治の紅葉の名所

庭の片隅にお休み所があり、ここで鶯の声等聞きながら軽い食事を取ることもできます。11月には紅葉が始まりますが、宇治の紅葉の名所として有名です。アクセスは京阪三室戸駅から1・0km、JR宇治駅より2.0km、京阪宇治駅より1.5kmです。


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