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京都「光悦寺」の美しい紅葉と歴史

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「光悦寺」は京都市北区鷹峯(たかがみね)にある日蓮宗の寺院で、江戸時代の明暦2年(1656年)に建立されました。ここは京都市内にある観光名所としては珍しく日蓮宗の寺院です。新宗教も含めて日蓮宗・法華宗系の宗派は曹洞宗と共に日本で信徒数の多い宗派のひとつなのですが、京都にある有名な寺院のほとんどは天台宗・真言宗、臨済宗・浄土宗で、日蓮宗や曹洞宗で有名な寺院は意外と少ないのです。

ちなみに京都市内の観光スポットとして有名な日蓮宗の寺院は、京都市役所の前にある「本願寺」と嵐山・嵯峨野にある「常寂光寺」ぐらいです。

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<光悦寺の歴史

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光悦寺の歴史ですが、この地域は江戸初期の芸術家である本阿弥光悦に、元和元年(1615年)に徳川家康が与えた場所です。それまでは追剥がでるような人里離れた寂しい場所でした。家康から光悦に与えられた土地は約9万坪もの面積に及び、鷹峯の地と176石の支配権も与えられています。176石といえば、江戸時代の平均的な旗本や御家人に匹敵するほどの石高に相当します。

家康によって土地が与えられてからはこの地に光悦の一族や様々な工芸の職人らが移り住み、一時は55軒もの屋敷が並ぶ芸術の村として栄えました。本阿弥光悦は寛永14年(1637年)に80歳でこの地でなくなりましたが、晩年は風雅三昧に入り浸ったと伝えられます。光悦の死後に本法寺の日慈(にちじ)上人が光悦の屋敷跡(光悦一族の位碑所)を寺院にして「日蓮宗光悦寺」としました。そのため、当寺の境内は宗教施設というよりも文化人や芸術家の別荘のような雰囲気で、嵯峨野にある「祇王寺」に似ています。

光悦寺の見どころ

光悦寺のある鷹峯は京都市北西部に位置しており、市街地から離れた場所にあります。高台にあるので京都市街地を一望することができます。この地域は市街地も気温が低いので秋になるとモミジが真っ赤に染まり、紅葉の名所として有名です。当寺の境内にもモミジが植えられており、毎年11月中旬から下旬にかけて紅葉の見ごろを迎えます。

この時期になると境内に続く細い参道沿いにあるモミジが真っ赤に染まり、“燃え盛るような紅葉のトンネル”を作ります。境内にある大虚庵は光悦が住居にしていた建物を後で茶室にしたもので、大虚庵を取り囲んでいる光悦垣は真っ赤に染まったモミジが枝が垂れる大変珍しい光景を見ることができます。紅葉を見に行くのであれば朝がおすすめです。西側に山があるので夕方になると早く暗くなってしまうからです。午前中、東側から朝日を浴びて真っ赤に染まったモミジと緑の常緑樹のコントラストを楽しむことができます。

光悦寺へのアクセス方法

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光悦寺へのアクセス方法ですが、公共交通機関を利用する場合には地下鉄北大路駅のバスターミナルから市バス「北1」に乗車して「鷹峯源光庵前」下車して徒歩3分の場所にあります。駐車場(15台)もありますが、紅葉の時期にはすぐに満車になってしまいます。さらに付近の道路が混雑するので自家用車は避けた方が良いでしょう。境内へは午前8時~午後5時まで入場(拝観料:300円)できますが11月10日~13日の期間は拝観できません。

すぐ近くには源光庵があり、京都市内では数少ない曹洞宗の寺院です。源光庵も境内に入場(拝観料:400円)する事ができ、庭園も紅葉の赤と緑の織りなす美しい秋景色を楽しむことができます。

光悦寺を含めたおすすめ観光コース

おすすめの観光コースは午前中に鷹峯エリアで紅葉を楽しんだ後に午後は「きぬかけの道」に移動して金閣寺~龍安寺~仁和寺を巡るルートです。鷹峯から金閣寺にアクセスする方法ですが、市バスで北大路バスターミナルに戻り、205系統(河原町通経由京都駅行)に乗車して金閣寺道で下車します。移動したらちょうどお昼時になりますが、ランチは金閣寺の前にある「わら」(完全予約制)というお店の湯豆腐コースがおすすめです。コースには湯豆腐の他に湯葉や胡麻豆腐などがあります。

一見すると普通の家のような店舗ですが、落ち着いて食事ができます。「わら」以外にも美味しい湯豆腐が食べられるお店として、龍安寺の境内にある「西源院」もおすすめです。西源院でも湯豆腐や、精進料理を頂くことができます。西源院は龍安寺境内にあるので有名な石庭などを参観する際に食事を頂くことができます。御室仁和寺境内にも湯豆腐のお店があります。仁和寺直営の「和食処 梵」で、「湯豆富定食」(1,400円)がおすすめです。 「和食処 梵」は宿坊の仁和寺御室会館内にあり、宿泊することもできます。

11月の紅葉シーズンに朝一番で鷹峯の光悦寺と源光庵を訪問した後に金閣寺か仁和寺に移動してからランチに温かい湯豆腐を頂き、「きぬかけの道」に沿って金閣寺・龍安寺・仁和寺を巡るルートがおすすめです。夕方になって暗くなると、付近の神社やお寺では紅葉ライトアップが行われて夜間特別拝観が実施されます。夜間の紅葉ライトアップを楽しむのであれば近くにある北野天満宮の「もみじ苑」がおすすめです。

11月中旬になれば、北区エリアで丸一日かけて紅葉の名所を巡るコースを楽しむことができるのです。


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