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子供にも分かる金閣寺の歴史と魅力5つ

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京都観光の定番、金閣寺。修学旅行などで訪れた人も多いでしょう。しかし、金閣寺について意外と知らないことも多いのではいないでしょうか。今回は、金閣寺が建てられた時代の歴史や使われた金塊の量など、子供にもわかる金閣寺の歴史と魅力を5つ紹介します!

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1.当時最新の迎賓館だった!?金閣寺

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出典:Wikipedia

金閣寺とは京都市北区にある金色の舎利殿が有名なお寺です。正式名称は「鹿苑寺(ろくおんじ)」といいます。1397年、室町幕府の第3代将軍、足利義満の別荘「北山殿(きたやまどの)」として建立されました。

義満は当時貿易を行っていなかった明(現在の中華人民共和国)と貿易を行うため、1394年太政大臣を辞任して出家し、国家に縛られない自由な立場として明と「勘合貿易」を始めました。その際、使用されたのがこの金閣寺(当時は「北山殿」)です。

要人と会う際の迎賓館として、美しい借景に金色の舎利殿が浮かび上がる鹿苑寺はうってつけでした。このとき輸入された書画や織物、陶器などが後世に影響を与えており、華やかな「北山文化」と呼ばれています。

そして義満の死後、 夢窓疎石を開山とした「鹿苑寺」として、臨済宗の寺院に改められました。

2.北山文化を代表する絢爛豪華な「舎利殿」のひみつ

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桜、若葉、紅葉に雪と、季節ごとに表情を変え、何度も見たくなる金色の舎利殿。この金色の舎利殿は3層に分かれています。一つの建物の階層ごとに違う様式が用いられつつ調和が取れた姿は、北山文化を代表する建築と言われる理由のひとつです。

1層目は平安時代より続く「寝殿造り(しんでんづくり)」で、「法水院(ほうすいいん)」と呼ばれています。室内には宝冠釈迦如来像が祀られており、その左に足利義満像が安置されています。この法水院には鏡湖池から船で出入りすることができます。

2層目は「武家造り」を採用した「潮音洞(ちょうおんどう)」と呼ばれ、室内には岩屋観音像、四天王像が祀られています。

3層目は「禅宗仏殿造り(ぜんしゅうぶつでんづくり)」で究竟頂(くっきょうちょう)と呼ばれています。

屋根の上にいるのは「鳳凰」です。中国の故事で、「聖徳をそなえた天子の兆しとして現れる」とされた想像上の鳥です。金閣寺消失の際もこの鳳凰は焼け残り、当時のままの姿を見せています。

ちなみに、金閣寺を建立する際に使われた金塊は約20キロ!1グラム4700円として、約9400万円分の金を外壁に惜しげもなく使用しています。

3.国の特別史跡、特別名勝に認定された「池泉回遊式庭園」

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金閣寺の敷地は、1397年(応永4年)西園寺家から「北山弟」(ほくさんてい)として譲り受けたものです。その広さは約4万坪(13万平方メートル)東京ドーム2.7個分もの広さがあります。

そのほとんどが鏡湖池(きょうこち)と呼ばれる池になっており、全国の大名たちから贈られた奇岩名石で彩られています。湖の中には大小10の島(石も島のひとつと数えます)があり、背後に見える衣笠山を借景とする風景と合わせて、 国の特別史跡、特別名勝に認定されています。

また、1994年(平成6年)にはユネスコの世界遺産に登録されています。これは舎利殿ではなく、庭園や他の文化財全てを含めた「古都京都の文化財」の構成資産として登録されたものです。

平安時代から変わらない風景を眺めることができる金閣寺。平安京の貴族の気持になって眺めてみるのもいいかもしれませんね。

4.出世したい人必見!「龍門瀧(りゅうもんたき)」

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明からの要人をもてなした足利義満は、鹿苑寺の中に明の故事からとったスポットを用意しています。その一つが、舎利殿の背後にある「龍門瀧(りゅうもんたき)」です。

鯉が滝を昇って竜になった故事から 2.3mの高さから落ちる滝の下に「鯉魚石(りぎょせき)」が置かれています。また、近くには足利義満が茶の湯の際に水を汲んだとされる「銀河泉」もあります。どちらも順路内にあり、ゆっくり眺めることができます。

室町時代にグローバルな視点を持って貿易に取り組んだ足利義満にあやかり、出世したい人はぜひ見ておきましょう!

5.金閣寺の悲しい過去

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最1後に金閣寺が焼失した悲しい事件について紹介します。現在の金閣寺は1955年に再建されたものです。その原因となったのは、 1950年7月2日の放火でした。46坪の舎利殿は全焼、足利義満像や観音菩薩増など中に安置されていた文化財6点も焼失しました。

犯人は鹿苑寺の見習いで大谷大学の学生で、事件後行方不明となっていましたが、自殺寸前に発見され、逮捕されました。

この事件の理由について様々な憶測が飛び交い、多くの文学作品を生み出しました。その一つが三島由紀夫の「金閣」です。金閣寺の美しさに狂った学僧が放火するまでの心の移り変わりを丹念に描写しています。

人をひきつけてやまない金閣寺。その魅力によって悲しい事件が起こりましたが、多大な費用と労力をかけて再建されたのもまた、金閣寺の魅力のおかげなのでしょう。

金閣寺の基本情報

拝観時間:9時~17時
拝観料:一般400円、小・中学生300円
住所:京都市北区金閣寺1
交通アクセス:JR京都駅から「洛バス急行101系統」の「金閣寺駅前」で下車。徒歩すぐ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。知っているようで知らない金閣寺の魅力、ひとつでもお役に立てる知識があれば幸いです。ぜひ、観光の際に役立ててくださいね。


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