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箱根ケーブルカーの基礎知識とケーブルカーから見える場所

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温泉地として有名な箱根では、箱根の山一帯に温泉が湧きだしています。その温泉は場所によって泉質が違い、昔から沸きだす温泉を囲むように観光地として発展を遂げてきました。例えば、奈良時代に発見されたと言われている湯本温泉は、最も歴史がある箱根を代表する温泉郷です。湯本温泉は、旅館や源泉の数も多く、旅の玄関口とも言われています。

また、江戸時代に湯治場として発展してきた宮ノ下温泉は、今でも明治や大正時代の建物が数多く残っていて、ノスタルジックな風情を感じさせてくれます。

その他にも、大涌谷からの引き湯によって発展してきた仙石原温泉、芦ノの湖畔にある芦ノ湖温泉、文豪・夏目漱石が眼病治療に訪れたと言われる姥子温泉など、十七湯と呼ばれる温泉地が各地に存在しています。ちなみに、姥子温泉は漱石の小説「吾輩は猫である」でも湯治客で賑わう様子が描かれています。

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十七湯の一つに強羅温泉

その十七湯の一つに強羅温泉があります。強羅温泉は早雲山東斜面の高台に位置する温泉地で、明治時代の後半から昭和の初めにかけて高級別荘地として開拓されました。昭和の時代に入ると、旅館や企業の保養施設などが相次いで建設され、次第に大きな温泉街へと成長してきたのです。

強羅温泉は、十七湯の中では比較的新しい温泉地ですが、人気は高く、毎年多くの観光客が訪れています。強羅という地名の由来は、早雲地獄と呼ばれている噴気地帯から、落石がゴロゴロということから強羅という名がついたとも言われています。

強羅温泉の魅力は、泉質の多様さにあると言われています。5色のパステルカラー温泉とも言われ、無色透明の温泉から、乳白色の温泉、淡い黄色、茶褐色、淡い緑色の温泉と違った色の温泉が湧きだしており、色によって効能も様々です。

例えば、無色透明な温泉は、肌に優しいやわらかいお湯で傷の回復に効果があると言われています。乳白色の温泉は、冷え性や生活習慣病にいいと言われています。強羅温泉は、宿によって泉質が異なるという珍しい温泉地です。

強羅と早雲山とを結んでいるのがケーブルカー

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その強羅と早雲山とを結んでいるのがケーブルカーです。強羅温泉はこのケーブルカー沿いに宿が立ち並んでいますので、どの宿も眺望が素晴らしくそれが強羅温泉の人気の理由の一つになっています。また、強羅駅の周辺には土産物屋や飲食店も多くあり、いつも訪れる観光客でにぎわっています。強羅駅では、正面の山に「大」の文字を見ることができます。

これは、外輪山の一つである明星ヶ岳で行われる大文字焼きの「大」の文字です。有縁無縁の霊を慰めるために行われる盆の送り火として毎年、8月16日に行われてきました。強羅温泉で最大の行事で、この日は大文字焼きの他に花火大会も開催されます。大文字焼きは登山鉄道開通後の大正時代から始まり、大の字に焼かれた山脈は一年を通して見る事ができます。

ケーブルカーの定番コース

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湯本駅が旅の玄関口なら、強羅駅は中継地と言えます。湯本駅から登山鉄道を使って強羅駅へ、強羅駅からケーブルカーに乗って早雲山駅へ、早雲山駅からロープウェイに乗って大涌谷駅へ、大涌谷駅からロープウェイに乗って桃源台駅へ、桃源台駅から海賊船に乗るというのが観光の定番コースになっています。ケーブルカーには、途中に駅が4つあり、まず公園下駅、公園上駅があります。

公園というのは、強羅公園のことを指しています。強羅公園は大正時代に上流階級の保養地として開園されました。日本で初めてのフランス式整形庭園で、現在では、四季折々の花々が楽しめる観光スポットになっています。ローズガーデンが有名で、薔薇を初め、桜やツツジ、紫陽花などを見る事ができ、秋には紅葉の名所になります。冬にはクリスマスツリーやイルミネーションなどが楽しめます。

強羅公園には、熱帯植物館や体験工房などもあり、イベントなどが開かれることもあります。それから、公園上駅を過ぎると、中強羅、上強羅と続きます。この辺りには、ホテルや旅館が立ち並んでいます。そして、終点が早雲山駅です。早雲山は駅から見て南西にそびえる山で、早雲地獄と呼ばれる噴気地帯からは白い噴煙が立ち上っています。

早雲山駅の展望テラスでは、強羅の町並みや豊かな自然の風景が一望できるスポットになっています。相模湾を見渡すこともできます。2016年の夏には期間限定で星空カフェというイベントが開かれました。満天の星空を眺めながらオリジナルカクテルを楽しむイベントで、夜の景色は昼間とはまた違った世界を見せてくれました。

まとめ

ケーブルカーは、強羅駅から早雲山駅まで、1,2kmの距離をおよそ⒑分で走り抜けます。景色がよく見えるように大きな窓になっており、標高が上がるごとに眼下には強羅の町並みが広がり、目の前には明星ヶ岳がそびえています。

箱根を観光する際には、箱根フリーパスという切符を使うと便利です。登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイ、登山バスなど何度でも乗り降りが自由にできる切符で、箱根をぐるりと回りたい人にはおすすめです。


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