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コロッセオの壮大な歴史と基本情報、観光スポットとしての魅力

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コロッセオはその大きさや剣闘士の試合に使われていたという用途など、古代ローマの娯楽施設として興味深い遺跡の一つです。特に映画グラディエーターで興味を持たれた方も多いのではないでしょうか?

今回はこの施設の歴史と魅力を紹介します。

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コロッセオ概要

古代ローマ時代の建造物として、壮大な規模を誇るコロッセオ、その大きさは長さ188m、幅156m、高さ48mで、収容人数は約5万人。正式にはフラウィウス円形闘技場という名が付いていました。

建設当時、皇帝として即位していた家系、フラウィウス朝からとられています。コロッセオが建てられた土地にはもともと、ネロ皇帝の黄金宮庭園があり、そこには巨大な像が置かれていたため、大きさを意味する”コロッスス”からコロッセオと呼ばれるようになったと言われています。

帝政ローマの時代

西暦64年、ローマ市内の大規模な火災により、タウルス円形闘技場は焼失してしまったので、新しく闘技場を作る必要がありました。

また、ローマ市民戦争、ネロ帝による税金の無駄遣いなど、市民には不満が高まっていたので、市民を鎮め、政治を行いやすくする方法の一つとしてコロッセオの建設に踏み切りました。

グラディエーター(剣闘士)とは?

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コロッセオと言えば、剣闘士による試合や剣闘士と猛獣の試合が有名ですね。剣闘士のほとんどは、戦争捕虜か、奴隷市場で才能を買われた人々ですが、中には自由市民から志願する者もいたとのことです。

彼らは剣闘士団に所属し、養成所で訓練を受けます。訓練は厳しく、夜間の宿舎には鍵をかけ逃亡の自由を奪ったため、耐え切れずに自殺する者もいたという記録が残っています。

社会的地位としての剣闘士は、奴隷の中でも最下層でした。試合に勝ち続けて富と名声を得て、解放奴隷となった者でも市民として一番低いカテゴリーに分類されていたようです。

試合は1年に約3,4回程度、20戦を経験するころには試合で負けて亡くなるか、引退してトレーナーになるなどして、次世代の剣闘士を育てます。今でもコロッセオの近くに養成所跡が残っています。

試合

剣闘士の試合では、相手の命を必ずしも奪う必要はなく、相手を無力化することで勝負がつきます。その場合、敗者の生死を決めるのは観客で、良い試合だった場合には助命を、見苦しい戦い方をした場合は処刑を親指のジェスチャーで要求していました。

複数の剣闘士による試合や水を張って模擬海戦を行うこともあったようです。アフリカから連れてきた猛獣と対決させたり、公開処刑ともいえる、武装していない犯罪者を猛獣や訓練された剣闘士と戦わせることも多かったようです。

キリスト教徒の公開処刑もここで行われていました。こういったイベントはキリスト教化した4世紀まで続けられたそうです。

歴史的建造物として

西暦70年~80年と10年がかりで建設されました。構造に使われている素材は火山灰を利用したコンクリートのブロックで、鉄筋、鉄骨は使用されていませんが、円筒形で力学的に安定しているので、現在までその姿を残すことができました。

中世時代に入ると、一定期間、コロッセオは採石場として建材を提供し、他の建造物に使われていきました。

コロッセオを見に行こう!

現在は歩道が設置され、闘技場の内側を歩くことが出来ます。そこから観客席を見上げて剣闘士の気分を味わうこともできますので、是非、入場して、歴史の一片を覗いてみてほしいです。

公開時間

8:30~16:30 10月最終日曜日~2/15
8:30~17:00 2/16~3/15
8:30~17:30 3/16~3月最終土曜日
8:30~19:15 3月最終日曜日~8/31
8:30~19:00 9/1~9/30
8:30~18:30 10/1~10/29

最終入場は上記の公開終了時間1時間前までとなります。1月1日、5月1日、12月25日は公開休止。

チケット情報

毎月第1日曜日は入場無料です(混雑が予想されます)。料金は1人12ユーロ、18歳以下無料。このチケットはコロッセオだけでなく、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘の遺跡との共通券で2日間有効で、フォロ・ロマーノかパラティーノの丘でも購入可能です。

それらの施設であらかじめ購入しておけば、混雑しているコロッセオのチケット売り場で待たされることなく入場できます。他にもローマパスというチケットがあり、48時間券(28ユーロ)と72時間券(36ユーロ50セント)の二種類があり、決められた数の博物館の入場料が無料、または割引になり、パスの有効時間内はローマ市内の交通機関が乗り放題になります。旅のスタイルに合わせて使うととてもお得ですね。

博物館や遺跡のチケット売り場で購入することもできますが、インフォメーションセンターやテルミニ駅、メトロやバスの乗車券売り場でも販売されているそうです。

このチケットはバチカン市国内や空港線などの交通機関では使用不可ですので要注意。

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遺跡を見学して・・・

コロッセオでは毎日、残酷なショーともいえるべき試合や見世物が行われていました。その後、キリスト教化に伴い、殉教した先代の宣教師たちの負の遺産として、この建物を保存してきたようです。

人権や友愛が優先される現代を改めて感じることができる施設かもしれません。


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