タイ王国の首都バンコクは東京都の約4分3の大きさ1,568 km²です。今回は、国際都市として非常に人気のあるバンコクを観光する際に便利な地図を入手する方法と、観光の時にしたいこと3選をお届けします。
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スマートフォンを使う
最近は海外旅行でスマートフォン、タブレットなどの携帯端末(以下、スマートフォン)を持参して使用される方が多いと思いますが、バンコクでスマートフォンを使って地図を利用するために、まず、スマートフォンの利用方法や注意点からご紹介します。
無料Wi-Fiを使う
バンコクでも無料Wi-Fiのサービスは多くのホテル、カフェ、レストラン、大型ショッピングセンターなどで提供しています。
また、国鉄の駅、バスターミナル、観光地など国内約2万か所に無料Wi-Fiアクセスポイントを設置した「Free Public WiFi」というサービスがあります。登録有効期限は6か月で、1回の接続で2時間の利用が可能です。
プリペイドSIMカードで使う
SIMフリーのスマートフォンをお持ちであれば、空港などのショップでプリペイドSIMカード(以下、カード)を購入して挿入すると、決められた料金の範囲内での通話・インターネット使用が可能になります。
このカードには利用日数、通信量、無料通話などの用途によっていろいろな種類があります。
ここでご注意いただきたい点は、SIMフリーのスマートフォンでなければ、カードを使用できないことです。
また、SIMロック状態にあるスマートフォンをSIMフリーにするには、出発前に各キャリアのショップで、SIMロックを解除(有料)する必要があります。
レンタルWi-Fi
レンタルWi-Fiは、出発前に国内で手続きを済ませて使用できるので、現地のショップなどで英語でのコミュニケーションに自信のない方などに便利です。
現地に着いてレンタルWi-Fiをスマートフォンに接続し、持ち歩くだけです。
ただし、料金はプリペイドSIMカードに比べて高くなります。
スマートフォンから地図を入手
ここからは、バンコクの旅行などに便利な地図を掲載しているサイトやアプリ、フリーペーパーなどをご紹介します。
タイ国政府観光庁のサイトが便利

「タイ国政府観光庁」のサイトには、エリア情報という記事が掲載されています。
バンコクの主要なエリアを王宮周辺、チャイナタウン、シーロム通り周辺、サイアム・スクエア周辺、スクンビット通りの5つに分けて、主だった観光スポットが掲載されています。
たとえば、王宮周辺をタップすると、王宮、ワット・ポー、ワット・アルンなどが掲載され、さらに入ると観光スポットの詳しい説明と地図などが出てきますので、初めてバンコクを旅行される方などにはおススメのサイトです。
アプリを活用する
スマートフォンに「Googleマップ」や「MAPS.ME-オフライン地図とナビゲーション」などのアプリをダウンロードしておいて、事前に行きたい場所の地図のデータをダウンロードしておけば、オフライン(データ通信なし)の状態でも地図を見ることができます。
これらのアプリの登録や使用方法は簡単ですから、出発前にこの作業をしておけば、現地での通信量の節約もできます。
無料で地図を手に入れる
英語で記載された地図などは、空港内の旅行案内所や宿泊先などで手に入ります。また、フリーペーパーなどにもバンコクの地図は付いています。
以下に、おススメのフリーペーパーをご紹介します。
まず「freecopymap」です。地図に特化して、グルメ、ショッピングなど旅行者向けの情報に重点をおいています。毎月15日発行。発行部数3万部。
次は「DACO」です。毎月5日、20日発行。発行部数2万4千部。毎号特集記事があり、読み応えがあります。
このほかにも、「ばんこくguide」、「週刊 WiSE」、「WOM Bangkok」などがあります。
これらのフリーペーパーには、現地の最新の情報が掲載されていますのでとても有益です。
なお、入手先としては空港、伊勢丹バンコク店、日本食レストラン、日系の書店(伊勢丹の紀伊国屋、東京堂書店、ブックオブワールド)、フジスーパー、H.I.S.バンコク支店などです。
観光の時にしたいこと3選
バンコクはグルメ、ショッピング、エンターテインメントなどさまざまな魅力にあふれた都市です。ここでは、観光の時にしたいことを3つご紹介します。
水上交通を利用

渋滞がひどい世界の都市ランキングで、常に5位以内にランクインしているバンコク。観光する際の移動はできるだけ効率の良い交通手段を選びたいものです。
その一つがMRT地下鉄やBTSスカイトレインの鉄道です。そして、バンコクの中央を流れるチャオプラヤー川とその支流、そして運河を使った水上交通があります。
たとえば、「チャオプラヤーツーリストボート」を使えば、チャオプラヤー川岸にある王宮、ワット・アルン(暁の寺)など多くの観光スポットを楽に巡ることができます。その場合、1日乗車券(120バーツ)がおススメです。なお、区間ごとの料金は16バーツです。
料金も安いので、こういった水上交通や鉄道を利用して、渋滞を避けて観光を楽しんでください。
無料のガイドを利用
王宮内にある国立博物館では、毎週水・木曜日の午前9時30分から約1.5時間、日本人のボランティアによる無料の日本語ガイドを利用できます。タイの王室や歴史などの詳しい説明が聞けますので、見学に役立ちます。
ここには多くの歴史的建物があり、仏像やヒンドゥー神像などの美術品、王室ゆかりの伝統工芸品、王家の葬儀に使われる乗り物などが展示されています。特に「ラームカムヘーン王碑文」は必見です。
ルーフトップ・バーで夜景を楽しむ

バンコク市内にはルーフトップ・バーが多くあり、日中はもちろんですが、特にネオン輝く夜景を贅沢に楽しむことができます。バーには豪華なところからカジュアルなところまであり、極上のビューポイントで美酒に酔ってください。
以下に、代表的なバーをご紹介します。
「スカイバー」は、BTSスラサック駅から徒歩約10分の「ルブア アット ステート タワー」の屋上にあり、世界一高い地上247 mからバンコク市内とチャオプラヤー川を一望できます。
「ブルースカイ」は、MRTパホンヨーティン駅から徒歩約5分の「センタラ グランド アット セントラル プラザ ラープラオ」の24階にあり、スタイリッシュでカジュアルなバーです。
「ロングテーブル」は、BTS アソーク駅またはMRT スクンビット駅から徒歩約10 分にあるビルの25階にあり、室内の中央に全長24 mのまさしくロングテーブルがあり、迫力ある夜景を楽しめます。
まとめ
今回のバンコクのわかりやすい地図の入手方法と観光の時にしたいこと3選はいかがでしたか?
スマートフォンの普及によって、海外旅行でガイドブックを持ち歩くことなく、気軽にスマートフォンから地図を見て観光することができるようになりました。
ただ、その際に注意していただきたいことは、お持ちのスマートフォンがSIMフリーの端末でない場合、出発前にSIMロックを解除するか、レンタルWi-Fiを利用することになることです。
また、プリペイドSIMカードを利用する場合、通信量を節約するために事前に地図をダウンロードしておいて、オフラインでも使えるようにする必要があります。
さらに、観光の時にしたいこととして、交通渋滞を避けるために水上交通を利用すること、無料の日本語ガイドを利用すること、ルートップ・バーで絶景の夜景を楽しむことなどをご紹介しました。少しでもバンコク観光の参考になれば幸いです。
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