
全国には桜の名所がいろいろとありますが、そんな中でも温泉に入れて桜も楽しめる熱海は温泉を楽しむこともでき、相模湾の景色も楽しめるという旅行先として人気の地域です。そこでお花見スポットをいくつかご紹介しましょう。
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熱海城
名勝地である錦ケ浦山頂に建築されたこの城は桜の名所として有名です。ソメイヨシノがメインとなっており、約200本ほどの桜が春になると咲き誇ります。
見ごろは3月下旬から4月上旬までで、お花見シーズン中には桜まつりも開催されます。夜にはライトアップがされますが、桜が五分咲きくらいになった頃に点灯され始め、日没から21時頃まで夜の幻想的な世界を楽しむことができます。
熱海城内は地下1階、地上6階建てとなっており、江戸時代の歴史や武具なども見ることができますので日中はそちらを楽しみ、夜にライトアップを楽しむのも良いでしょう。アクセスは伊豆スカイライン「玄岳IC」から約30分ほどとなります。
姫の沢公園
伊豆山にある「姫の沢公園」は木製のアスレチックやハイキングコース、スポーツ広場などもあり、子供だけではなく大人も楽しめる自然公園となっています。展望スペースからは相模湾を一望することもできます。
園内には2000本ほどのオオシマザクラやソメイヨシノなどが植えられており、花見の時期には多くの人が訪れます。見ごろは3月上旬から4月下旬となっています。夜のライトアップはありませんが、夜も公園自体は開放されていますので、夜景を楽しむこともできます。
アクセスはJR東海道本線の熱海駅から伊豆箱根バス元箱根方面行きに25分ほど乗り、姫の沢公園で下車してすぐとなります。
伊豆山神社
平安時代の延喜式にも載っている古い神社の伊豆山神社は伊豆山大権現とも呼ばれていて、歴史上でも有名な源頼朝が源氏再興を願って祈願していたことでも有名です。
こちらは参道の両側のシダレザクラや敷地内にあるソメイヨシノなど約70本ほどが花見の時期には大勢の観光客などに愛でられています。特に参道のシダレザクラは見事なもので好評です。見ごろは3月下旬から4月上旬となっています。
アクセスはJR熱海駅から七尾原行きのバスに10分ほど乗って伊豆山神社前で下車して徒歩3分ほどで到着します。この神社はパワースポットとしても知られていますので、美しい花を見ながらパワーをもらうのも良いのではないでしょうか。
糸川遊歩道
この遊歩道は糸川沿いにある300mほど続いているもので、アタミザクラという品種が植えられています。1月中旬から2月中旬頃までが見ごろとなっていて他の地域より一足早く花見をすることができます。アタミザクラは濃いめのピンク色をしており、まだ雪の残る1月の景色を明るく彩ってくれます。
シーズン中は午後5時頃から午後11時頃までライトアップもされますので、遊歩道を散策する夜のデートもロマンチックです。またこの時期にはサクラ茶も振舞われますので、お花見シーズンならではのお茶の香りを楽しむのもいいです。
遊歩道ですので、車で出かける場合は近くのパーキングを利用しましょう。アクセスは伊豆スカイラインの玄岳ICから約30分ほどとなっています。
藤森稲荷神社
咲見町にある「藤森稲荷神社」は見ごろが4月上旬頃となっており、ソメイヨシノを中心として美しい景色を眺めることができます。ライトアップやサクラ祭りなどは開催されていませんが、密かな名所として人気があります。
来宮神社
西山町にある「来宮神社」も春にはお花見スポットとして人気がある場所です。こちらには天然記念物となっている大楠の木がありますが、これが推定で樹齢1000年以上とされています。
この神社には「酉精進・酒精進」という伝説が残っていますが、現在でも氏子は毎年12月下旬になると一週間ほど卵や鶏肉、お酒を口にしないという風習を行なっています。
鳥居の横には2本カワヅザクラが咲き、濃いものや薄いピンク色の花を咲かせます。この神社を訪れたら、「来福スイーツ」という和菓子を購入して帰るのがおすすめです。
湯前神社
上宿町にある「湯前神社」は神社の前にあるソメイヨシノが3月下旬から4月上旬頃に見ごろを迎えます。
この神社は温泉の守り神として地元の人々に親しまれており、神社の前には源泉といわれている大湯間欠泉があって数分ごとに熱湯と蒸気が岩の間から吹き上げています。また手水も温泉がかけ流しとなっているので冬の寒い時期には温かく、気持ちが良いです。
般若院
伊豆山にある「般若院」の本堂にはかつて伊豆山神社にあった国の重要文化財の「木造伊豆山権現立像」があります。境内には足湯があるので、お花見をするついでに熱海でもめずらしい酸性泉の湯を楽しむのも良いでしょう。
伊豆八十八ヶ所霊場の二十四番札所でもあります。そんな般若院には美しいソメイヨシノが花を咲かせますし、白梅も見事なものなのでそれぞれの花を楽しむのも良いでしょう。
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