Home / 国内旅行 / 熱海 / 熱海はいったい何県?熱海の地理情報

熱海はいったい何県?熱海の地理情報

熱海は静岡県の最も東に位置し、神奈川県との境にあります。ちょうど伊豆半島の付け根に位置しており相模灘に面しています。山と海が地形的な骨格となっており、西部に連なる富士箱根伊豆連山から相模湾に幾筋にも伸びている尾根の谷間の扇状地にすり鉢状に市街地が形成されています。

このような地形は、古くから山を背にして水をのぞむ地として良い環境とされていて、山からの海の眺めだけでなく、海から山と市街地の眺望を楽しむこともできます。

スポンサードリンク

熱海の市域内の多くは丘陵

ただし、市域内はほとんど丘陵であるため、道路も勾配の急な坂が多く、別荘地や住宅等も高台にt建っているところが多いです。

丘陵からは相模湾と海に浮かぶ初島が臨めます。低地部には住宅やホテル・旅館が立地し、高層の建物もあるため、現在は山・海からの眺望を阻害している面も見られます。

相模湾に面して伊東市・湯河原町とは海岸に沿って地理的連続性を有していますが、沼津師・箱南町方面とは駿河湾水系の分水嶺となる急峻な丹那山地によって隔てられています。

熱海は首都圏からのアクセスも良い

当地は山と海に囲まれた恵まれた風光と、穏やかな気候や温泉などの豊かな自然環境に恵まれているばかりではなく、新幹線で東京から45分の距離に位置し、首都圏からの交通アクセスが至便であるとの地理的な条件にも恵まれていることが、観光資源として大きな役割を果たしており、日本における代表的な国際観光温泉文化都市としても位置づけられています。

熱海と静岡県の関係

また、広い面積を持つ静岡県にあって特殊な位置関係があります。静岡県はその広さゆえに名目上の行政区分だけでなく、諸々の異なる区分の仕方があります。

例えば、県を分割する場合に、安部川で分割して地質学上の糸魚川静岡構造線、安部川以東を東日本、安部川以西を西日本とする等とすることがあります。

2010年4月に観光圏整備法により国により認定された、神奈川県西部地域及び熱海市の計11市町の行政と観光関連事業者・団体が連携して滞在型の観光地づくりを目指す「箱根・湯河原・熱海・あしがら観光圏」が、静岡県内にありながら中部地方ではなく関東地方の一部として扱われていることや、在京キー局の天気予報もその一例です。

ときに、熱海市は何県などと疑問を持たれるのはこの辺に理由があります。

また、歴史的には主要駅である熱海駅を核にして町が拡大してきましたが、当駅は静岡県内の東海道本線の中では唯一、JR東日本の管轄となっていることから、当駅発の東海道本線のほとんどの列車が東京駅に乗り入れています。

熱海の拡大の歴史

当地は古くから湯治の地として知られていますが、温泉の起源は、今からおよそ1250年前、箱根権現の万巻上人が海中に湧く熱湯によって魚類が焼け死に、甚大な日がを被っていた漁民たちを助けようと志し、祈願によって泉脈を海中から山里へ移したと伝承されており、その傍らに湯前権現を祀った(現在の湯前神社)と伝えられています。

徳川家康も訪れており、諸大名はじめ、町人や幕末には外国人も訪れる有名な湯治場でした。

明治21年に御用邸が竣工すると、政治家や実業家、軍人等の別荘が急増するなどし、さらに昭和9年に丹那トンネルが開通してからは、長期滞在の高級客に加え、1~2泊や日帰り一般客の増加がみられたほか、関東のみならず関西とも結び付きを深めていきました。トンネル開通後には人口も急増しています。

昭和25年市街地の4分の1が壊滅する熱海大火が起こりますが、大火の5ヶ月後には、復興に向けての整備が勧められ昭和28年には大火前を凌ぐ賑わいとなりました。

さらに、昭和39年の東海道新幹線開業と東京オリンピックの開催によりホテルは建物を拡張していき、新婚旅行先や会社の慰安旅行先として繁栄しました。

しかし、バブル崩壊後は社員旅行の減少や大型観光ホテルが敬遠される傾向になって斜陽化や転業がすすんでいきます。一方で、当地の自然環境や立地条件の良さに着目し、昭高度経済期を境に主として週末あるいは休日に利用するための温泉を引いたリゾートマンションや一戸建別荘の建設が進みました。

昭和51年には急増する別荘対策として自治大臣(現総務大臣)と協議して別荘等所有税条例が制定されていますが、激増するマンション等にかかる環境衛生費等による財政負担は大きく、これまで8回の更新を行っています。

熱海の現在のまちづくり

現在のまちづくりの面からみると、風致地区の指定により、山側で行われてきた開発が、次第に海側に移っていき、昭和40年代には海岸の埋め立てにより自然の砂浜はなくなっており、その後、横磯からサンビーチ・渚までの海岸を地中海風のデザインで整備を進めたり、ビーチのライトアップ、テラス型の新堤防整備あるいは市街地と海をつなぐデッキの整備等先進的な取り組みも行われています。

今後は、観光の視点からのまちのあり方と、都市計画や景観面からのまちづくりが互いに連携していくことが重要との考えに立って、これまでの街の成り立ちや地形的特徴を生かして長期的視野に立った町づくりが進められています。


スポンサーリンク

Check Also

熱海周辺のおすすめ美術館とそれぞれの魅力

熱海には温泉施設やマリンスポー …